おしゃれのベーシック (文春文庫 み 27-2)
おしゃれのベーシック (文春文庫 み 27-2) / 感想・レビュー
港まりん
センスの良い装丁と巻頭を飾る著者の愛するもの達の美しい写真にやられて手に取った。美しい写真は一流品の価値を雄弁に語っているよう。日常、身の程を超えたおしゃれに投資することは優先順位を落としているが、精神的に豊かになるだけでなく、服や宝飾品に着られていない自分を目指すという点でも時に必要な行為として説得されてしまった。
2015/04/05
イブスキ シンイチロウ
「おしゃれは時間とともに発酵する、美味しいワインのようなもの」という言葉が印象的でした。光野桃さんのエッセイは文章がとても巧みで、喧騒とした日々に安らぎを与えてくれて、読んでいて落ち着きます。おしゃれのベーシックとは、数ある選択肢の中で直感的に感じて、洗練され、自分の中で少しずつ作り上げていくもの。それこそ、その人のアイデンティティであり、個性を顕在化させたもの、いわゆるその人のファッションなのかなぁと感じました。明日の服選びが少し楽しくなる一冊でした。
2011/01/17
tetuneco
白いシャツにこだわってみるか。
2010/02/11
浅海
志が高くて、まだまだ小娘の自分には手の届かないところの話だけど、ところどころカッコいい部分もあって、別の本も読んでみたくなった。
2010/01/07
Mirae
お洒落に関する著者の随筆。押し付けがましくなく、読みやすかった。
2009/07/12
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