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悼む人 下 (文春文庫 て 7-3)

悼む人 下 (文春文庫 て 7-3)

悼む人 下 (文春文庫 て 7-3)

作家
天童荒太
出版社
文藝春秋
発売日
2011-05-10
ISBN
9784167814021
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悼む人 下 (文春文庫 て 7-3) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

上巻を読み終わった後、次の展開に胸を躍らせたが..正直読後感はあまりよくない。いったいこの作品で天童荒太は何を描こうとしたのだろうか? 罪を問うのではなく、あなたは誰を愛し、誰に愛されたのか・・死を悼む人はそのまわりの人を変えていき..消化不良のような終わり方であった、と思う。

2011/05/22

kaizen@名古屋de朝活読書会

直木賞】死亡現場で悼む人。誰が、何の目的で悼むのか。人の生死をゆっくりと描写する。推理小説のようでもあり、家族小説のようでもある。ガンに関する参考文献を多数記載している。

2014/03/16

🐾Yoko Omoto🐾

静人がこの旅を始めた理由がわかった時、私はやはり彼の行動に共感することはできないと思った。何故なら私は過去にそれを一度も考えたことがないからだ。彼は繊細で、自責の念からの強迫観念めいた思いが死者を悼む行為のきっかけとなった。そこを否定はしないし、人を悼むことで救われているのであればそれもまた良し。だが、他人の死を悼む前にもっと自分自身の家族を大切にしなければならないのではないのかという思いが強く残ってしまった。また“忘れることがある”というのと“覚えていない”というのとは別物ではないのだろうか。→

2015/02/19

ユザキ部長

悼む人は究極的に不器用なんだと思った。人は残酷なまでに忘れる生き物。記憶の新陳代謝を高めないと生きれない。不器用と共に神様から選ばれちゃったんだろうな。きっと。

2018/04/16

にいにい

静人日記を先に読んでから、上下巻を連続して読破。 人って、いつまでも覚えていて貰いたいのかなぁ~ 自己満足追求の物語だけど、所々に共感もおぼえる 悲しさ、侘しさ、人間、生物を再考させられた。

2013/10/05

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