KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

おいしいものと恋のはなし (文春文庫 た 3-56)

おいしいものと恋のはなし (文春文庫 た 3-56)

おいしいものと恋のはなし (文春文庫 た 3-56)

作家
田辺聖子
出版社
文藝春秋
発売日
2018-06-08
ISBN
9784167910914
amazonで購入する

おいしいものと恋のはなし (文春文庫 た 3-56) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しいたけ

安定のお聖さん。短編集だが、最後の一文にやられまくる。可笑しみのある人の暖かさ。恋のここぞという場面に絡んでくる美味しいもの。人を好きになることも食べることも、生きていれば大事なこと。

2019/01/19

佐島楓

登場する女性が、みんなたまらなくチャーミング。コテコテの大阪弁が、それに磨きをかける。恋模様自体はじめっとした真剣なものでも、人物の力でカラっとした仕上がりとなっている。少し寂しいようなときに読むと、元気づけられる。

2018/06/10

nemuro

今般、田辺聖子の本を読み始めたキッカケは林真理子。というか『最高のオバハン ~中島ハルコの恋愛相談室~』を読んでいたらなぜか、これも面白いがこうなると田辺聖子も読まねばなるまいと勝手に思いついてしまった。とりわけ東京一極集中(北海道にあっては札幌一極集中)に拍車がかかる中、大阪とか神戸とか、東京以外のマチが舞台の話は妙に新鮮。収録の9編。作品の当初発表がいつなのか定かではないが、巻末に「現在では差別的表現と受け取られかねない表現が含まれていますが」ともある。田辺聖子の「恋のはなし」はカラッとしていていい。

2021/08/05

カブ

美味しいものにはめがない。 登場するおいしいものは、それ程特別じゃないけど、著者田辺聖子が文字にするとたちまち特別なものに…。大阪弁と恋の話のエッセンスが混ざるともっとおいしそうだ。

2020/06/29

鍵ちゃん

別れた恋人と食べるアツアツの葱焼き、結婚する気のない男との一泊旅行で買った駅弁、恋の悩みを打ち明ける女友だちとつつく焼肉、浮気夫のために作るビフテキ。男女の仲に欠かせない「美味しい料理亅と「恋亅は表裏一体。すれ違いつつも寄り添おうとする男と女たちの9篇からなる恋の短編集。前半は大阪弁炸裂していたが、何故か後半は標準語だったのが不思議でした。しかし一つ一つ話が面白く一気読みでした。女30過ぎたらオバさんかよ!と言いたいことが多かった。

2023/09/10

感想・レビューをもっと見る