烏百花 蛍の章 (文春文庫 あ 65-7)
烏百花 蛍の章 (文春文庫 あ 65-7) / 感想・レビュー
あっか
新刊。単行本で読了済みだけど、収集しているのは文庫版なのでこの度再読。気になるあの人物の裏事情や人間性などが知れて、物語に深みが出る八咫烏シリーズ外伝です。単行本にて通しで読んだ時「ほう…いいわあ…」と頬が緩んだ記憶があるけど、全く同じ心情を辿った自覚があります。笑 雪哉人気だけど、それが当たり前なのは分かるけど(わたしも好きだし!)、でも結婚するなら澄尾を推したい!と個人的には思ってます(≧∇≦)文庫、苗村さん版はもう手に入らなくなるそうで…わたしは前デザインの方が好きなので買い直しせずに行きます!
2020/09/10
ゆみねこ
八咫烏シリーズ外伝。真赭の薄と澄尾の大人の恋にやきもき。そして浜木綿の壮絶な過去の物語や雪哉の母・冬木の命を懸けた恋。一番心に残ったのは「まつばちりて」、第2章も始まったばかり、早く続編読みたいなぁ。
2021/01/28
めぐ
作者の「本編の合間でも、登場人物達は生きている」の言葉が好きだ。だから、同じ出来事の視点を変えて見た本を書いていたのだな。この巻は外伝(短編)で、私の好きな澄尾と真赭の薄の物語が最初と最後に2つも入っている。「しのぶひと」と「わらうひと」だ。澄尾の魅力に気づいたところでやっとスタート地点だけれど、身分違いだから夫婦にはなれないだろうなぁ。「すみのさくら」墨子の、一枝の桜への恩返しを決意する物語。何巻だったか浜木綿が若宮のことを、親の仇にも涙を流す人だと言った言葉がやっと腑に落ちた。すごい伏線回収だな。
2022/03/27
ツン
外伝好き(笑)雪哉はお母さん似だったんですね。そして、流鏑馬まで得意だなんて、、
2023/08/11
鍵ちゃん
「どうあって、成就することのない恋だ。さっさと諦めて、楽になってしまいたかった亅。身分違いゆえに深く秘めた想い、愛する人の窮地を救うための切ない嘘、自らの命をかけた覚悟の恋、異世界「山内亅の歴史の流れの中で宝石のように煌めく。八咫烏シリーズでは語られなかった人の恋愛や生い立ちなどを6篇の短編集的に綴られた。今まで腑に落ちなった事が解決された感じたがした。「まつばちりて亅は悲しすぎる話だが、最後のわらうひと亅でパッピーエンドで締めくくったようでした。
2021/07/13
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