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帰還 (文春文庫 と 24-19)

帰還 (文春文庫 と 24-19)

帰還 (文春文庫 と 24-19)

作家
堂場瞬一
出版社
文藝春秋
発売日
2021-11-09
ISBN
9784167917791
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帰還 (文春文庫 と 24-19) / 感想・レビュー

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イアン

★★★★★★★☆☆☆四日市を舞台とした堂場瞬一の長編。コンビナートの夜景を撮影中に記者・藤岡が水路に転落死する。その死に疑問を抱いた同期・松浦らが人脈を駆使し調査する中で気付いた、この地に潜む疑惑とは…。なぜ友は四日市への赴任を希望し、そして死んだのか。大の大人3人が動くにはやや事故死を疑う根拠が弱いので、同期しか知らない別のエピソードがあってもよかった。四日市の、そして三重の街並みやグルメが詳細に描写されており、かなり入念に取材されているなと感心したが、所々で三重が強烈にディスられているのには苦笑した。

2022/04/30

KAZOO

堂場さんの警察小説ではなくご自分の経歴を少し振り返ってみようということで書かれたのでしょうか?同じ新聞社の支局に配属された4人の同期が50代になって今後の先行きもわかってしまっているのですが。その一人が事故で死亡しお通夜にほかの3人が出席するところから話が始まりその死に疑問を抱く人物がいます。それぞれの部署や家族問題もありますが、その疑問を最後は明らかにしてくれますがあまりすっきりというわけにはいきません。が、新聞記者魂に少しは触れました。

2021/11/18

とろこ

30年前、新聞社の津支局で同期だった松浦、本郷、歩美、藤岡。彼らには、それぞれ思い描いていた理想の将来があった。しかし、人生は思い通りにならず、20年後には皆が違う場所でそれぞれの葛藤を抱えていた。そんなある日、松浦と本郷、歩美の元へ、藤岡が事故死したとの連絡が。しかし…。同期3人は藤岡の死に違和感と疑問を感じる。友の死の真相を探りながら若き日の情熱を思い出す者、新聞記者としての矜持を取り戻す者…。ラストは賛否が分かれそうだが、一気に読ませる力量は流石だった。

2022/03/20

ヒデキ

またもや、休日に一気読みした1冊です。 四日市市の風景が、ほんとにほぼその通りに描写されていて この葬儀場は、○○だな?とかこのお店は、××とか?実際の景色が、目に浮かんできて著者の取材の徹底さが判ります。食事もそのお店でしっかりされたのかな?と思ってしまうのは、知っている街を舞台にしているからでしょうね。

2022/02/05

あつし@

50代をむかえた新聞記者3人が同期の友の不審死の謎を追う。新聞記者らしく追求する謎解きの本線も充分面白いが、友の死で3人がそれぞれ入社当時の志や来し方を思い返し、決して思い通りにいかなかった現実や未来に向き合う姿や、同期の友の死の受け止めかたがとてもいい。共感する。「友だちか…あいつは、俺たちを友だちだと思ってくれてたのかな…松浦は、デスクに置いた缶ビールを開けると、自分の缶を軽くぶつけた。ここへいない友へ。…献杯ではなく乾杯だ、と思いたかった。 」

2021/12/11

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