カッティング・エッジ 上 (文春文庫 テ 11-48)
カッティング・エッジ 上 (文春文庫 テ 11-48) / 感想・レビュー
Tetchy
いやあ、久々に複雑怪奇なディーヴァー・マジックを堪能した!どんでん返しの帝王の異名通りのページの最後までサプライズの詰まったミステリだった。ダイヤモンドに関係する連続殺人鬼プロミサーを軸に、メキシコの麻薬王エル・アルコンの弁護士からアメリカ人倉庫主とそのボディガード殺人とFBI捜査官と地元警察官殺人未遂の冤罪疑惑の証明の依頼が加わり、NYの市街地で行われている地中熱建設現場と環境抗議団体との諍いとその工事現場で起きる地震の謎など、これら一見何の関係もない事件が実に複雑な様相を呈して最後に結び付くのだ。
2024/05/07
future4227
リンカーンライムシリーズ14作目。ダイヤモンドに異常なまでに執着する犯人。犯行現場に遭遇してしまったために、犯人の執拗な追跡を受けるダイヤモンド加工職人の青年。さっさと警察に逃げ込めばいいのに、自力で逃げまくるもんだから、次々と犠牲者が増えていく。この青年は決して悪い人じゃないんだけど、考えの甘さにイラッときてしまう。そんな中、地震とそれによるガス爆発がニューヨークを襲う。更には地中熱ヒートポンプ建設現場と工事に反対する環境保護団体が捜査対象に浮上。これらがどうつながる?疑問だらけのまま下巻へ。
2023/02/06
mayumi
リンカーン・ライムシリーズ。ニューヨークでダイヤモンドを狙う連続殺人事件が発生。目撃者の行方を犯人と警察の両方が追うストーリー。最初のカップルが可哀想だった。理不尽すぎる。そして犯人はまたイカれた奴なのか…(最近こういうの多くないか?)。下巻へ。
2022/11/16
ぶんぶん
【図書館】ライム・シリーズ、第14弾! ニューヨークの宝石商が殺された、現場の状況が混沌としていた。 防犯カメラのデータ抜き取り、目撃者が名乗り出ない、そして、行方不明。 そうこうする中、次なる被害者が・・・リンカーン・ライムが挑む正体不明の男、ダイヤモンド業界の説明をしてダイヤに執着を持つ男、犯行声明の「プロミサー」とは? 犯行は繰り返され、そんな矢先に掘削現場が爆発する、何か関連が・・・複雑に縺れた糸は一向にほどけない、急いで「下巻」へ。
2023/03/27
大奥のじぃ
毎年、年末の恒例となったリンカーンシリーズ14作目。今年はダイアモンド研磨商のお話。ライム夫人となったアメリアが相変わらずのドライビングを披露してくれ、ブラスキーもセリットーが呼び込んだ、トムがてきぱきとフォローしてくれ、チームが動きがす。「ダイアモンドは永遠の輝き」というコピーは日本のジュエリーダイアモンドCMでも良く使われた婚約指輪のキャッチコピーだったか・・・。今回の未詳はイカれてるぞ。下巻が楽しみ。
2023/12/20
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