アウトサイダー 上 (文春文庫 キ 2-69)
アウトサイダー 上 (文春文庫 キ 2-69) / 感想・レビュー
ケンイチミズバ
アメリカでは普通なのだろうか。刑事が仕事の詳細やミスまでも家でパートナーに打ち明ける。悩む夫を励まし夫に行動を促す妻。拙速な判断ミスの代償は大きく、このまま失職するかも知れないが、それよりも最大の焦点は真犯人が野放しかも知れないこと。キングのお約束、善良な家族は次男を失う。あまりに酷い方法で、母はショック死、父は自殺未遂、しかも腰に爆弾を抱えた隣家の老婆が亡き夫以外と唇を交わしたこともないのに、がんばって人口呼吸による蘇生を試みた結果、父親は植物状態で生き続けることに。このシーンはブラックジョークとしか。
2024/03/04
naoっぴ
中盤までは理不尽な証拠が次々とあがり、読みながら胸やけが。同じ日時に全く違う場所で、見た目どころかDNAまで同じ人間が行動することはあり得る?片方は文化的な場所で、片方は残虐極まりない殺人をして。どちらが本当のテリーなのか。事件関係者は死んだり苦しんだりでさすがに嫌になるけど、ページをめくる手が止まらない。非現実な事実こそが真実?陳腐になりそうなのに全然そうならない絶妙なストーリー運びにわくわくする。しかもいいところで上巻終了。すぐに下巻へ。
2024/04/30
ひさか
2021年3月文藝春秋刊。2024年1月文春文庫化。うーん。長い!。下巻へ。
2024/02/14
ロックスターKJ
評価:★★★★☆ 4点 ミステリーと思わせておいて、実はホラーでもある、というキングにしかできない、いや許されないという作品。テリーの一家が気の毒すぎる。下巻が楽しみだ。
2024/04/05
mcbook
☆4 有名な作家の本なので手に取りましたが、やはりなんか怖い。怖いが、読むのをとめられなかった。 出だしがとても読みにくいが、それを超えると一気に読み進んでしまった。下巻になってあまり怖くなりませんように。
2024/03/20
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