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風の港 (文芸書)

風の港 (文芸書)

風の港 (文芸書)

作家
村山早紀
出版社
徳間書店
発売日
2022-03-10
ISBN
9784198651404
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風の港 (文芸書) / 感想・レビュー

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starbro

村山 早紀は、新作中心に読んでいる作家です。 空港を舞台にした連作短編集、著者ならではの優しい気持ちにさせる佳作でした。 オススメは、第三話 『夜間飛行』です。 https://www.tokuma.jp/book/b601199.html

2022/04/26

いつでも母さん

日常と言う人生の旅の途中、何度か空港を利用したことはある。田舎に住む私にとって空港は特別感がある。「行ってらっしゃい」と「お帰りなさい」の気持の交差する場所でもある。行く人、来る人、見送る人、そこで働く人・・本作は村山早紀さんの優しく沁みる連作短編集。どれも良かった。空港は風の港。沢山のドラマがあった。きっとあなたにも・・

2022/05/14

しんたろー

羽田空港を舞台にした(作中では羽田とは明記していないが)5つの物語で人々が緩く繋がる連作短編集。村山さんらしい人を見つめる目線が温かい筆致で、他作品と同様に癒される気分。ただ甘いだけではなく、人生の切なさや哀しさを表現しつつもエールを送る言葉や前向きな言葉が文章に優しさを醸し出している。最近はお客さんを送り届けるだけで空港の建物内には入っていないので「今度は入ろう!」と思った。如何にもの小説ぽい偶然や、ファンタジー要素が苦手でなければ、疲れた心身を回復させるような清涼感があるので多くの人に読んで貰いたい。

2022/06/30

モルク

空港が舞台の4つの物語とそれをまとめあげるエピローグ。それぞれの主人公が空港に思いを馳せてそのひとときを過ごす。そしてそこでの不思議な出会いが交差するとき、かつて抱いていたわだかまり、疑問がとけ、いつしか笑顔を浮かべながら通りすぎる。親友と絶縁することとなった空港での偶然の再会、友の本心を知ることとなる「夜間飛行」が特にお気に入り。空港の書店員のファンタジー色の強い「それぞれの空」もよかったし、う~んどのお話も素敵!春の風が吹いていた!

2022/04/30

りぃぃ

空港を舞台にした本や映画(ドラマ)って、なぜこうも胸を打つんだろう。偶然が重なりすぎ!!そんな上手いことあるかっ!!って思いながらも、空港マジックにやられて、ほんわかな気持ちで読了。そして、空港行きたーいって気持ちになった。

2022/06/28

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