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マルチの子 (文芸書)

マルチの子 (文芸書)

マルチの子 (文芸書)

作家
西尾潤
出版社
徳間書店
発売日
2021-06-09
ISBN
9784198653019
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マルチの子 (文芸書) / 感想・レビュー

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みどり虫🌻復活っι(`・-・´)/

『愚か者の身分』が好みだった作家さん、実体験を元に書いたっていう今作もおもしろくて一気読み。姉と妹とは違って自分には何もないと思っている真瑠子、やっと自分を認めてもらえたのがマルチ商法の世界。だから頑張った。少し上手くいかなくても大丈夫って思った。もっと上にいくって、億万長者になるって。認めて欲しいから、親にも安心して欲しいから。そんな真瑠子の奮闘を読みながら思うのは「ダメだよ!」より「こうして地獄に落ちていくのか〜」「こういう縁が繋がってくのね〜」っていう純粋な興味。しかもこの最終章とラスト…おいおい…

2021/06/26

ゆのん

一時期テレビの報道などで話題になったMLM。マルチとかネットワークビジネスと呼ばれるもの。私も誘われた事は一度な二度ではない。権利収入は魅力的に思えるが安定が無いのは怖いので手を出した事はないが、本作は主人公・真瑠子がMLMに夢を見、がむしゃらに関わっていく物語。上下の仲間から常に満たされる承認欲求に感覚が麻痺してしまうのか。ハラハラさせられ場面が多くあっという間に読んでしまう。実在する人物の体験談のようにMLMにハマる人の心理が描かれていて、かなり興味深く読んだ。とにかく、楽して稼ごうなんて怖い。

2021/06/05

kei302

真瑠子、よく考えろ! と何度も心の中で叫ぶほど考えなし。どこまで落ちるか気になり、一気読みでした。心配した方向には落ちなかったのでそこは安心しましたが。誰にも相手にされなかったそれまでの人生が、マルチビジネスに出会って激変。人に認められるのが嬉しい、その一心。もっともっと人に認められたい…。昔ながらの怪しげな商法もあれば、ネットを使った今ふうのものもあり、悪事を働く人間の知恵は尽きないものですね。

2021/06/10

ma-bo

愚か者の身分に続いて2作目。ネットの記事でお見かけしましたが女性だったんですね。 作者の実体験が元になっている、マルチ商法(ネットワークビジネス)の話。成功体験のある人は、仲間からの称賛、報酬、承認欲求から抜け出せないのだろうな。自分のダウンを連れての新たなビジネスはこのシステムの本質をついていると思う。そして知ってか知らずか詐欺に繋がるケースや自転車操業はイメージ通りの部分も。ラストはねえ… 知らんけど┐(´ー`)┌

2021/07/19

akiᵕ̈*

著者自身の体験が元ネタになってるという本作。それもある意味怖いなと思いながらマルチ商法(ネットワークビジネス)の実態の恐ろしさを知る。賢い姉と愛らしい妹との間で常に比べられる真瑠子。家族に、周りの人に認められたいという承認欲求の塊だった真瑠子にとってこのネットワークビジネスは、自分が唯一輝ける場所であり自分の居場所を見つけたと、その恐ろしい落とし穴に気づかずのめり込んでいく。嘘は詐欺になるけど、大袈裟に表現するのは許されるという怖い世界。人生何事も紙一重。お婆ちゃんのミックスジュースに例えた話が心に残る。

2021/06/24

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