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花咲家の怪 (徳間文庫 む 9-7)

花咲家の怪 (徳間文庫 む 9-7)

花咲家の怪 (徳間文庫 む 9-7)

作家
村山早紀
出版社
徳間書店
発売日
2016-10-07
ISBN
9784198941581
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花咲家の怪 (徳間文庫 む 9-7) / 感想・レビュー

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とし

花咲家の怪 4巻。昨夜、風早野町から帰ってきました(笑)暖かくて、ほっこりして、ちょっと怖い花咲家の家族の不思議な話し、[火車]は悲しかったですね。

2016/12/09

SJW

草花と話をしたり不思議な能力をもつと言われる花咲家の人々。今回は末っ子の桂、父親の草太郎、祖父の木太郎、長女の茉莉亜が経験した怪談の連作短編集。悲しい話やちょっと怖い話が納められていて、今までの花咲家シリーズとは少し趣向。

2021/09/12

七色一味

読破。村山さんもあとがきで書かれてますが、「怪」の割に「です・ます調」だと怖くない(笑)でも、「約束」は逆にその柔らかな語り口調が怖さを醸し出していたかも。あとエピローグのお話、私はあれが妙に気に入りました。可愛いくて可憐で、実に猫っぽい秘めやかな使命で。

2017/01/09

美登利

買ってすぐにカバーを付けて貰ったのでシリーズのイラストレーターさんが変わっていたなんて気が付かなかった…。風早の街の物語の中で一番好きな花咲家のお話。植物を味方につけ、魔法のような力を持つ花咲家の人々。これまではファンタジーで優しい気持ちの中にも強い心を持つ彼らの話は夢のようで、毎回温かい気分に浸れていましたが、今回は悲しく憤りに満ちた話もありました。人間の気持ちは容易に自分の都合の良い方へ流れてしまうものだとしみじみ。とても深い物語でした。獺祭の意味をこの本で始めて知ったのも収穫でした!

2016/10/19

ひめありす@灯れ松明の火

怪には不思議な事、という意味がある。御狐様が営むコンビニ、幽霊の漫画家住まうアパート、管狐と作家が同居するクラシックホテル、数え上げたらきりのない不思議と優しさが同居する風早の街。だけど、どうしてだろう。このお花屋さんの周りには同じ位に、かなしみと切なさがあるのです。それは大きな喪失が今もこの家の真ん中にぽっかりと居座っているからかもしれません。お母さんの、妻の、家族の死。皆が大小寂しさを抱えて生きている。でも寂しくて悲しくて切ないから、皆が集まった時にはずっと暖かくて優しい。ここはそういう場所なんです。

2017/07/31

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