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あまねく神竜住まう国 (徳間文庫 お 35-8)

あまねく神竜住まう国 (徳間文庫 お 35-8)

あまねく神竜住まう国 (徳間文庫 お 35-8)

作家
荻原規子
出版社
徳間書店
発売日
2018-09-07
ISBN
9784198943882
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あまねく神竜住まう国 (徳間文庫 お 35-8) / 感想・レビュー

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真理そら

明らかに「風神秘抄」の続編なので復習してから読もうと思ったのに「風神~」をどこにしまい込んだのか見つけにくかったのでいきなり読み始め、読み進むうちに思い出してきた。このシリーズ(かな?)に登場する頼朝は健やかだし、登場する北条政子は可愛い。勾玉シリーズのように3部作になるとすれば頼朝はどういう描かれ方をするのだろうかと楽しみだ。草十郎と糸世の力が弱くなっているのでファンタジー色は薄めかも。

2022/01/18

ポチ

伊豆に流されたばかりの頼朝の話。読んでいても、何の事?この世界観は何?など戸惑いながら読了。『風神秘抄』という前作があるのを知らなかった。私にはあまり合わなかった。

2021/08/09

あおでん@やさどく管理人

文庫版にて4年ぶりの再読。伊豆に流罪となった頼朝と、夫婦となった草十郎・糸世が出会い、それぞれの運命と向き合う。富士山を望み、島が本州にぶつかってできた伊豆は、「大地の営み」を強く感じられる日本でも有数の地。昔の人々がそれを神や竜になぞらえ、畏敬や信仰の対象としていたのも頷ける。

2019/02/04

翔亀

【中世15】本作を読む前に必ず「風神秘抄」を、できれば勾玉三部作を読んでほしい。でなければ、本作の面白さは半減するだろう。何より、頼朝の流刑地・伊豆での少年時代が、何故、荻原規子によって書かれなければならなかったかが判らないだろう。頼朝も北条氏も1160年代においては、のち鎌倉時代を開くことになるなどだれ一人思っていなかったはずだ。従ってこの時代の記録は残っておらず推測に頼らざるを得ない。歴史家の手に余る。そこで物語作家の登場なのだ。荻原規子のファンタジーは有効な武器となっている。ここでファンタジー↓

2022/03/26

hrmt

荻原作品5作目。『風神秘抄』の続編の本作。前作から期間が空いてしまい細かい部分を忘れちゃってるのが勿体なかった。平治の乱に敗れ、伊豆へ流罪となった14歳の頼朝。伊豆での流人生活がどんなものだったか殆ど史料が残っていないらしいが、見知らぬ土地、疎まれる立場で、34歳で挙兵するまで安穏と過ごせた筈はないだろう。忌み者、呪いなど、非現実的なものが信じられる時代に、伊豆という火山群の土地で、理不尽な扱いも予想される。地脈と神竜を絡めての頼朝の成長、草十郎.糸世の異世界との始末を描いた和製ファンタジー。面白かった。

2020/10/12

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