5年ぶり! ファン待望のシリーズ6巻その後の物語『RDG 氷の靴 ガラスの靴』 宗田真響の視点で描く、新たなRDGの世界とは?
州の山奥でひっそりと育った平凡な少女が、人類存亡の鍵を握っていた……。 胸躍る壮大な世界観の中、自分の生き方を懸命に模索する少年少女の姿を躍動感あふれる瑞々しい筆致で描いたRDGシリーズが大団円を迎えてはや5年。 第1巻「はじめてのお使い」で史上最強の頼りなさを惜しみなく発揮していたヒロインの泉水子(いずみこ)が、第6巻「星降る夜に願うこと」で歩むべき道を見出した力強い結末に、感動しつつ胸をなでおろした向きは多かったことだろう。でも、同時に、もうあの子たちに会えない寂しさもあったはず。そんなファンにとって最高のプレゼントとなる一冊が届いた。シリーズの新刊だ。
荻原規子 おぎわら・のりこ●東京生まれ。1988年、『空色勾玉』でデビュー。ファンタジー作家として次々と名作を発表。2006年、『風神秘抄』で第53回産経児童出版文化賞・JR賞、第46回日本児童文学者協会賞、 第55回小学館児童出版文化賞を受賞。代表作に勾玉三部作のほか、「西の善き魔女」シリーズなど著作多数。 「『泉水子の話』としてのRDGは6巻までで書ききったと思います。だ…