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街場の読書論 (潮新書)

街場の読書論 (潮新書)

街場の読書論 (潮新書)

作家
内田樹
出版社
潮出版社
発売日
2018-09-05
ISBN
9784267021480
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街場の読書論 (潮新書) / 感想・レビュー

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佐島楓

二日がかりで読んだ。まさか内田先生に卒論の指導を受けられるとは……。トクヴィルも読んでみたくなったし、だいぶ各トピックへの理解が深まった。

2018/09/09

阿部義彦

よっしゃー!分厚い新書読了です。内田樹先生の主にブログに書いたテキストから読書とその周辺(著作権、教育論、言語表現等)そして、他人の本への献辞や後書き解説などをまとめて編集した大冊です。私的には、文芸棚と人文棚の、1、2章が何よりもツボでした。橋本治、町田康、大瀧詠一、そして、フレドリック・ブラウン「電獣ヴァヴェリ」、マンガ論まで楽しめました、なんと言っても内田さんは、10歳年上ですが私と同じナイアガラーでかつ少女マンガの黎明期からの読者であり、橋本治が好きという、共通項がありどれも刺激的です。

2018/09/23

みき

読書論というよりは色々な本に対する著者の論考に近い。分かり易さを重視しているとのことで、確かに分かりやすいが内容は骨太。ちょっと目が滑ると分からなくなるところも多々あり。個人的には補稿「世界の最後に読む物語」が震えるほど刺さりました。なぜ文学が衰退したのか、なぜ文学の本が売れないのか。文学はそもそも必要なのかという疑問に対して、著者は単純に出版物のレベルが低いからでは?と忌憚のない意見を提示してくれています。なぜ低くなったのかの理由はぜひ読んでみてください。僕は本当に納得できました。

2021/10/04

chie

著者のブログ日記から「書くこと」についてのエッセイを再編したもの。あとがきによると、主題は「言葉が伝わるというのは、どういうことか」について。「点数化して他人と比べたりできない」ものがこの世に存在する様に、言葉にも、言葉で言い尽くすことの限界はあると思ったのだけれど、著者は、その限界に挑んでいる人の様に思えた。読むことしかできない自己嫌悪を払拭してもらえた気もする。「コミュニケーション・プラットホーム」とか「夏の終わりに」とかを読むと、かなりほっとする。

2019/05/15

tokko

ほんとうに本棚ってその人の人柄を表します。「名は体を表す」ならぬ「(本)棚は性を表す」だと思います。内田先生がここに挙げられた本たちも、いかにも「内田先生」らしいものばかりです。そして僕の本棚にもぜひ加えたいものばかりでした。先生も随所でおっしゃっていたように、本棚に置かれている本って「こんなふうになりたい/見られたい」ものが残っていきますよね。だから自分にとって本棚に置きたい本ならお金を払うべきだと思います。でも子供には「置く/置かない」の基準がないんだからフリーで読ませてもいいんじゃないでしょうか。

2018/09/19

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