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12×9の優しい引力 (文芸社文庫NEO)

12×9の優しい引力 (文芸社文庫NEO)

12×9の優しい引力 (文芸社文庫NEO)

作家
檜山智子
出版社
文芸社
発売日
2017-09-15
ISBN
9784286190587
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ジャンル

「12×9の優しい引力 (文芸社文庫NEO)」のおすすめレビュー

9年の歳月が紡ぐ “軌跡”のラブストーリー 檜山智子著『12×9の優しい引力』

『12×9の優しい引力』(檜山智子/文芸社)

 愛することを教えてくれた人は、恋の忘れかたは教えてくれなかった。時をいくら経ても忘れられない。どんな場所を訪れても、思い出すのは、あの人との思い出……。あなたはそんな切ない恋をしたことはありませんか。

 檜山智子氏の『12×9の優しい引力』(文芸社)は、9年という歳月が紡ぐ“軌跡”のラブストーリー。恋をしたことがある人ならこの本には誰もが共感してしまうだろう。恋をした時に感じる心情があまりにもリアルに表現されているのだ。青春時代、誰もが経験するような甘酸っぱくもほろ苦い恋 。はじめて恋をした時の浮遊感、戸惑い、もどかしさ。時を隔てたとしても、忘れたくても忘れることができない切ない想い……。そんな恋の行方に思わず胸キュン。読者は自分の昔の恋と重ね合わせるようにこの本を読み進めるに違いない。

 主人公は、三十路間近のOL潤子。同世代が結婚していき、家族からも「いい人は出来ないのか」と圧力をかけられる潤子だが、今でも9年前の恋を忘れられずにいる。大学時代に出会った、2年先輩の圭介。同じ美術サークルに所属してい…

2017/10/27

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12×9の優しい引力 (文芸社文庫NEO) / 感想・レビュー

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憂希

☆×4。 自分に素直だったらもっと早く結びつくことのできた赤い糸のお話。私も潤子と一緒で忘れることの出来ない恋をしたせいか、恋愛に超奥手なので自分にだぶらせながら読みました。9年かかっても圭さんに再会できた潤子は正直羨ましいとも思えました。9年かかった分、圭さんと潤子には幸せになって欲しいなと思いました。

2017/10/10

oz

主人公の気持ちがすごく分かります。設定や展開が本当に身の回りで起こっていそうで、現実そのものなので、とても共感しました。命をテーマにした泣ける系の恋愛小説も好きですが、純粋な恋を描いたときめき系もいいですね。文章もきれいだし、心に残るフレーズがたくさんありました。自分の心の中の誰かを思い浮かべてしまう。そんな作品でした。

2017/10/17

kazuya

やっと読めた… 現在の12ヶ月と、9年前の12ヶ月を行ったり来たりして進む作品。各章の名前もおしゃれ。 ただ、裏表紙のあらすじに内容を書きすぎな気が…

2019/08/08

れたす

感動の再会!まで随分読み進めないといけなかったのでこのまま終わっちゃうっ!!と少しヤキモキしました。そのおかげで最後の再会がジーンときました。 忘れられなかった期間が長かったぶん再会後はあまあまなんだろうなぁと想像してしまい続きが読みたいなぁと切望してしまいました。

2017/10/25

リデネ

過去の思い出を現在の描写から連想されて物語が進みます。過去にあんな思いをしたなぁーって懐かしくなりました。もっと先輩の謎に踏み込んでほしかったなぁ

2017/11/25

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