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珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
岡崎琢磨
出版社
宝島社
発売日
2022-08-04
ISBN
9784299032423
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「珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」のおすすめレビュー

「珈琲店タレーランの事件簿」10周年! シリーズを重ねた今しか書けない、驚きと企みに満ちたミステリー

『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート』(岡崎琢磨/宝島社)

 油断も隙もないとは、まさにこのことだろう。シリーズ10周年を迎えても停滞することなく、むしろギアを一段上げて加速。「えっ!?」と驚く読者を小気味よく抜き去っていく、実にしたたかな一作ではないか。

 と、本書を紹介する前に、まずはシリーズのおさらいをしておこう。累計250万部突破の「珈琲店タレーランの事件簿」(宝島社)シリーズは、その名の通り、京都の純喫茶タレーランを舞台にしたミステリー。2012年に刊行された第1弾は岡崎琢磨さんのデビュー作でもあるため、今年はシリーズ10周年かつ岡崎さんの作家生活10周年ということになる。

 珈琲店タレーランに持ち込まれる謎を解くのは、バリスタの切間美星(きりまみほし)。美星さんの名推理はもちろん、常連客・アオヤマ君との遅々として進まない関係もひとつの見どころとなっていた。だが、6巻ではついにふたりが恋人同士になり、アオヤマ君はタレーランで働き始めることに。そして、1巻と同じ8月4日に発売された8巻『珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマ…

2022/8/9

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珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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ベイマックス

シリーズを読んでいないと話が分からないところがあった。◎嫉妬という厄介な感情でのミステリー。そこまでやるかなという感情は冷静に読んでいるからで、当事者になったら殺人にだってなる感情だよね。◎ラストの恋愛シーンはよかった。

2022/08/19

へくとぱすかる

特に253ページ! その1行にどれほど驚いたか。わずか2日間の屋外フェスティバルが舞台の長編。次々に起こる事件と展開には、びっくりし通しでしたが、ラストで明かされる、犯人の名前や犯行のトリックなどより、はるかに強烈。えええ~っ! そんなバカなぁぁ……。まさに読者へのご褒美でした。読んだかいがあります。最近読んだミステリ中、最大の驚きを味わいました。他にも驚きはいっぱいでした。満腹です。このシリーズ、どんどん良くなるよね。ところで、やっぱり藻川のおじちゃんは必要人物。引退なんかしないで笑わせてください。

2022/10/11

ひさか

2022年8月宝島社文庫刊。シリーズ8作目。恋人たちのメッセージ、祭りへの誘い、祭りの始まり、祭りは崩壊する、祭りからの敗走、祭りを穢すもの、祀りのあとで、の7つの書き下ろし連作短編。前作でも感じたが、どうもストーリーに無理矢理感が強く動機も納得できない。読後、残るものは少なかったです。

2022/09/25

恋愛のムズムズ感にちょっとした謎解き。サクッと読めました

2022/11/27

xtz

平安神宮前で開催されるコーヒーの飲み比べイベントで、バリスタの切間美星さんとアオヤマさんが再び事件に巻き込まれます。 「やり直す道を閉ざせば反省する意味もなくなってしまうし、僕はそういう世の中を是としたくない。」 「マイカ」つながりで同じ台詞を言わせるところが印象的です。 シリーズ10周年! 恋人としてお付き合いを始めた二人の仲にも、転機が。 今作ではあとがきがないのが、ちょっと寂しい。

2022/09/10

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