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倒産続きの彼女 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

倒産続きの彼女 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

倒産続きの彼女 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
新川帆立
出版社
宝島社
発売日
2022-10-06
ISBN
9784299034397
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「倒産続きの彼女 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」のおすすめレビュー

『元彼の遺言状』続編が文庫版で登場! ぶりっ子なニューヒロイン・美馬玉子の活躍を描く『倒産続きの彼女』

『倒産続きの彼女(宝島社文庫)』(新川帆立/宝島社)

 第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、大ヒットを記録したリーガルミステリー『元彼の遺言状』。「自分を殺した犯人に、全財産を譲る」という奇妙な遺言をフックに、大金を狙う登場人物たちの思惑が交錯し、予想もつかないラストへ収束していく展開が見事な作品だった。作者である新川帆立さんは同作で人気作家へと上り詰め、立て続けに新作を発表している。

 そんな新川さんのデビュー2作目である『倒産続きの彼女』が、このたび文庫化された。

 謎に満ちた遺言状の行方を追った『元彼の遺言状』に続き、『倒産続きの彼女』でもまた不思議な出来事が描かれる。本作の謎の中心にいるのは、「会社を倒産へと導く女」。彼女が過去に勤務した3つの会社はすべて倒産しており、不正行為をして潰して回っているのではないかと噂されている人物だ。しかし、一体どうやって……?

 その不可解な事件に迫る主人公を務めるのは、弁護士の美馬玉子。どうすれば男性に愛されるのかを熟知しており、一般的に“ぶりっ子”と称されるようなタイプの女性だ。シリーズ第1作の…

2022/10/13

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倒産続きの彼女 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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イアン

★★★★★☆☆☆☆☆『元彼の遺言状』の続編。弁護士の美馬玉子は、先輩の剣持麗子と共に「会社を倒産させる女」として内部通報された女の身辺調査にあたる。しかしその矢先、ヒアリング先で玉子らが見つけたのは鮮血に塗れた死体だった…。女は不正に手を染めていたのか。連続する刃傷事件の真相とは。ドラマ化作品の続編だが、前作の主人公・麗子が脇役として登場するため全体的な印象はスピンオフのそれに近い。首切り事件の動機にかなり無理がある印象が拭えず、勿体なかった。読み易くはあるので、「けん玉」コンビの更なる活躍に期待したい。

2024/01/08

ALATA

トラッシュトーク炸裂の剣持麗子様の続編。と期待して手にとったが以外にも今回はわき役でした。主役は婚活至上主義のぶっりっこ弁護士。「転職するたびに会社を倒産させる女」の謎に挑む。ウ~ン、この流れは不夜城~鎮魂歌のパターンだが主人公のキャラがちょっと弱くてちょっと残念でした。でも、玉子ちゃんの成長する姿は微笑ましくて◎★3※倒産弁護士?なんかいろんな仕事があるな。いまの時代、隙間の仕掛け、特殊なお仕事小説が増えている気がする。剣持さんの次回作期待。

2023/10/03

ハゲおやじ

前作の麗子が、私にはちょっとダメで本作にも出る事を知って躊躇していた。しかし、玉子中心なので読了出来た。と言うか 玉子も私同様に麗子が苦手なところが原因かな。会社の連続倒産に関係している二人、玉子の祖母、弁護士としての職務 そして 影の組織 と色んな話が絡みあって、読み手を飽きさせないのは さすがだね。でも、玉子の壮絶な過去は愕然とした。シマさんの訃報に”妙な爽快感”は、私も過去に感じた事があって びっくり!(不謹慎だけどね)でも、弁護士って大変だなぁ。私には無理だわ(ってなれないけど…。)

2023/02/15

ま~くん

前作で一斉を風靡?した破天荒な弁護士剣持麗子と性格、容姿が対局の大手法律事務所同僚の美馬玉子。過去に事業失敗を清算するため両親が自殺するという暗い過去を持つ。そんな玉子が会社を倒産させる女に関する調査依頼を受ける。何とその女が過去に所属していた3社が倒産。その度に女の暮らしは派手になっているという。更に調査依頼のあった会社の「首切り部屋」と呼ばれていた部屋から首をかき切られた女性の遺体が発見された。麗子と共に真相究明に奔走する玉子。彼女の背後から迫る恐ろしい執念と悪意。人間はやはり生きててなんぼです。

2023/03/12

きむこ

新川さん初読み。読みやすい、面白い。弁護士さんが弁護士の作品を書いているからわかりやすい。このくらいのテンポ良さは好きだなぁ。剣持麗子の続編だけれど問題なく楽しめました。小説に出てくる弁護士事務所って貧乏で1人か2人の小さい所が多かったから大きな弁護士事務所は何百人も弁護士がいるってところが1番ビックリ🫢やっぱり元彼の遺言状も読もう!★4

2023/02/14

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