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馬琴綺伝

馬琴綺伝

馬琴綺伝

作家
小谷野敦
出版社
河出書房新社
発売日
2014-03-27
ISBN
9784309022703
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馬琴綺伝 / 感想・レビュー

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夜勤中の寺

贔屓の小谷野敦が好きな滝沢馬琴を主人公に歴史小説を!これは読みたいに決まってる。小谷野本は大半読んでいるが、小説は映画になった『童貞放浪記』しか読んでいなかった。博覧強記の著者が描く田沼〜天保時代はどんなものだろうと手に取る。派手な装丁だ(笑)。読了した。面白い。馬琴の人生は、逸話を断片的に知るのみだったので、渡辺華山との交流の実際(芥川の短篇があるからね)や、蒲生君平との付き合い、八犬伝の隠喩など面白かった。馬琴の人生は等身大で、あまり格好良いものではないが、短所も長所も含めて好感を持った。

2014/04/21

みんさね 

最近お気に入りの北斎関連の読み物を探していた所、図書館にて。馬琴の一代記は初めてかな。資料や研究書に目を通した程度。芥川は遥か昔に読みました。京伝との関係、『八犬伝』の秘められた内容。面白かった。別件で、「品川心中」「短命」出てきた辺り筆者の落語著作に興味湧いてきました。探しに行きます。

2014/07/08

りんりん

歴史小説というよりは、伝記+研究書的な感じかな。馬琴や八犬伝に対しては造詣が深く、おもしろく感じるが、読み物としてはいまいちかな。

2014/05/03

oyai

表装と馬琴のタイトルに惹かれて借りてきました。馬琴の若かりし頃から売れて亡くなるまでの半生記。出だしは知らないことも多く面白かったが。小説風がだんだん伝記ふうに。小説なのか伝記なのか評論なのか。八犬伝に込められた意味など面白く興味深かったが小説としてよむと盛り上がりにかけたような。小説としてなら(史実とは違っても)山田八犬伝くらいのエンターテイメント性が必要では。評伝として書いた方が良かったと思う。この体裁だと史実なのかフィクションなのかが曖昧。面白いだけに惜しい

2014/06/17

ちゃかぱん

馬琴ってただの戯作者だと思っていたので思想的なことにまでふれていてしかも開国に向いていたと知り大変興味深かった。

2014/04/30

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