現代の「奇書」? 正しさを追い求める男子大学生の歪なキャンパスライフ【芥川賞受賞】
正しいとか、恵まれているということが、必ずしも人を救うとは限らない。そういう整えられた日常がどうしようもない虚しさを感じさせることだってある。 第163回芥川賞を受賞した『破局』(河出書房新社)は、そんな現代の虚無を描き出した作品だ。作者の遠…
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日本文学振興会が主催する「第163回芥川賞・直木賞」のノミネート作品が、2020年6月16日(火)に発表された。この記事ではそれぞれの候補作について、読者からの反響を交えながらご紹介。「どんな作品があるのか気になる!」という人は、ぜひ参考にしてみて…