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現代誘惑論: 遠藤周作初期エッセイ

現代誘惑論: 遠藤周作初期エッセイ

現代誘惑論: 遠藤周作初期エッセイ

作家
遠藤周作
出版社
河出書房新社
発売日
2023-07-26
ISBN
9784309031187
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現代誘惑論: 遠藤周作初期エッセイ / 感想・レビュー

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G-dark

「本当の誘惑者」とは何か? という考えや、初恋の破れやすさ、男女間の友情が成立するか否か等についても語ったエッセイ集。相当昔に書かれたエッセイなので、令和の価値観とは合わないところも多々ありますが、歯に衣着せぬ痛快な著者の物言いが癖になって、ぐんぐん読めます。

2023/11/25

灰猫

真実の愛とは"うすぎたない日常生活"での人間的な営みである(p.54)。あるいは、相手の美しい部分、善い部分と共にその醜いものや欠けていることまでも、よく見ることである(p.82)――それは何も男女間の恋愛に限らず、現実と理想の狭間でもがき苦しみながら、なお誰かとの「つながり」を留めようする人間の諸活動は「愛」と呼べるのだろう。『沈黙』もこうした「愛」の思想が地続きにあったんだな……と、遠藤周作という作家の捉え方が随分変わった。他のエッセイや作品も読んでみたくなりました。

2023/09/05

ツキイチ

「もう遅い、手遅れだ」本気でイライラしたので人を怒らす才能があると思います。まあ、昔の人だから仕方ないのかな。

2023/11/07

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