アイスクリームの皇帝
アイスクリームの皇帝 / 感想・レビュー
kanata
色んな人の英詩について、選者の柴田元幸が翻訳、きたむらさとしが絵画訳をそれぞれ担当するという企画。そのコラボは画面にも鮮やかで、興味そそられる一方、一筋縄ではいかない。翻訳の柴田氏をして「難しい」と言わしめるものばかりなのである。かみ砕いて理解するまで時間はかかるけど、惹かれるものもある。ナサニエル・ホーソーン【アメリカン・ノートブックス】の娘は別人になって帰ってきたかの疑念や、T・S・エリオット【猫に名前をつけるのは】の猫には3つの名前があるという猫の仕草から想像する観察眼には、ふむふむ。
2018/08/12
7petit
こんな贅沢な一冊、手元に置かないでどうする!と延滞を重ねて図書館に返却。書店での偶然の出会いを楽しみにしたい。
2015/11/22
zumi
ベスト日本語訳は、スチュアート・ダイベック「風の街」。ベスト絵画訳は、チャールズ・シミック「ミイラの呪い」。ショーン・タンの絵本やエドワード・ゴーリーのねじくれた文章(結局のところ柴田元幸訳ですが)が好きな人は是非。どのページをめくっても惚れ惚れする。
2014/11/22
sasa-kuma
「本当の翻訳の話をしよう」で、さらりと柴田氏が紹介していた本。気になったので、図書館で借りてきました。原文と柴田元幸氏の翻訳ときたむらさとし氏の絵でワンセット。きたむら氏も英語が堪能なので、ひとつの原文にふたつの翻訳という解釈が面白いなぁというのが、気になった理由。ルイス・キャロルに影響を与えたナンセンス詩人のエドワード・リアのページが好き。ゴーリーとの共著の絵本があるみたいなので、読んでみよう。
2019/08/24
okame
図書館本。世界の詩のアンソロジーだそうで、左ページに英語の原文、右ページに日本語訳という構成です。日本語訳のこのかんじ、どこかで読んだことあるなぁって思っていたら、柴田元幸さん、エドワード・ゴーリーの作品でも翻訳してましたね。きたむらさんの絵も詩によって、全く雰囲気が変わって面白かったです。
2014/12/02
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