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ねこのおうち (河出文庫)

ねこのおうち (河出文庫)

ねこのおうち (河出文庫)

作家
柳美里
出版社
河出書房新社
発売日
2019-06-05
ISBN
9784309416878
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ねこのおうち (河出文庫) / 感想・レビュー

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H!deking

久しぶりの柳美里。1匹の猫から産まれた子猫たちに纏わる連作短編集。これは猫好きな人はもちろんそうじゃない人にも是非読んで頂きたい素敵なお話でした。いやーめちゃくちゃ面白かった!おすすめ!

2020/08/19

buchipanda3

猫の居る暮らし、人と猫の日常を描いた物語。最初の話は童話のように落ち着いた口調で語られるけど、人と猫の現実的な関係を見ているようでとても切なくなった。人の身勝手さで捨てられた子猫、その子を拾って大事に育てた人に降りかかった出来事で残された猫に待ち受けていたもの。それでも引き継がれた命が新たな人との日常を紡いでいく。日常と言っても、人にも猫にも平々凡々なだけじゃなくて、自然や世の中の容赦ないものがたくさんある。だから尚更、人と猫は寄り添うのもいいのじゃないかなと思った。最終話のニーコのおうちの場面がいいね。

2019/08/23

papako

装丁に惹かれて読んでみた。しかし予想した雰囲気ではなく息苦しかった。捨てられたキジ虎の子猫がおばあちゃんに助けられてニーコになった。捨てられたひかり公園とニーコの子猫達が拾われていったそれぞれのお話。ほっこりもできないし、なんだかやるせない。でも、猫は猫でニーコだけはニーコだけど、あとは人が語るので、猫が喋らないのはよかった。不思議と読まされた。

2019/10/18

市太郎

頂いた本。初読みの作家。不幸な生い立ちの猫が産んだ6匹の子猫達の話。最初は軽い感動物語なのだろうと高を括っていたが、思ったよりも重いテーマの質量のある小説だった。この手の動物物語はペットを擬人化してる事も多いが、何処までも猫は猫だった事に好感を持てた。バランス的には人間一人に猫が一匹というのが良いのかも知れない。ねこのおうちとは家そのものでなく飼っている人自身なのかもしれないと思ったからだ。死んだ人には死んだ猫がつく。人の死は時に芸術的だが猫達の死はあまりにも無残だ。しかし同じ死である事に考えさせられた。

2019/09/01

たまきら

やられた~柳美里め~。最後号泣してしまったではないか~。ただでさえ現在里親募集中で、様々な境遇の猫たちに出会って胸を痛めていたので、もうど真ん中でやられました。最後の一言を思い出してまた涙が…。人間もネコも、与えられた環境で生き残るしかない。そんなやるせなさと一縷の希望が伝わってくる小説です。これはもう夫に読ませるしかない。

2019/08/22

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