くらげが眠るまで (河出文庫)
くらげが眠るまで (河出文庫) / 感想・レビュー
いたろう
これまで木皿泉さん(夫婦)の小説は読んだが、本職である脚本を活字で読むのは初めて。木皿さんの初期の作品で、1998年から1999年にスカパー!「イッセー尾形が来た!」内で放映されたという、イッセー尾形(当時40代後半)、永作博美(当時20代後半)の年の差夫婦コメディ。ドラマは観ていないが、軽妙なやり取りに、2人の姿が目に浮かぶ。電車の中で読んでいて、何度も吹きそうになった。活字で読んでも十分面白いが、こういうシチュエーション・コメディは、やっぱり役者の演技で観たい。DVDも出ているようなので探してみたい。
2020/09/29
mint-s
イッセー尾形×永作博美が演じたシナリオ本。年上バツイチの頼りない夫としっかり者で可愛らしい妻の仲良し夫婦の日常は愛とユーモアに溢れている。お見合いに行く妻が心配で夫が変装してついて行く「杳子の縁談」が面白かった。
2020/10/16
YAKO
ちょっと読むつもりが、読みやすくて、読み切ってしまいました✨ 読みやすさは、シナリオ形式だったからでしょうね 歳の差夫婦の掛け合いが、あたたくて、優しくて、ゆらゆらしてて、とっても良い感じで、仲の良さがいっぱいでした✨👏
2020/04/19
ぽろん
木皿夫妻の初期のテレビドラマのシナリオ本。永作博美とイッセー尾形が歳の離れた夫婦で演じたらしいです。奥さんがクラゲを買いたく思っているのをこっそり知って、先回りして買ってあげるノブ君。スカーレットの時の優しい顔が目に浮かぶ。ほんわか、暖かい気持ちになりました。
2020/01/16
禿童子
あとがきを読むと木皿泉夫妻の日常が透けて見えるような。歳の差バツイチの夫婦が演じるおもろうてやがて哀しきバトルを楽しませてもらいました。イッセー尾形と永作博美が演じた杳子と信之を頭に浮かべて、バブル崩壊後の世相を思い出しながら読むと味わいが深いような気がします。
2020/01/01
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