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小松とうさちゃん (河出文庫)

小松とうさちゃん (河出文庫)

小松とうさちゃん (河出文庫)

作家
絲山秋子
出版社
河出書房新社
発売日
2019-12-05
ISBN
9784309417226
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小松とうさちゃん (河出文庫) / 感想・レビュー

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じいじ

ほんわか…心地よい小説です。どこにでも居そうな二人の中年男が、実にいい味を発揮しています。52歳独身で実家暮らしで大学の非常勤講師、もう一人はサラリーマンで妻子持ちの二人が主人公。或る日、独身・小松に、仕事に向かう新幹線で「恋」が芽生えます。女ごころにウブな彼は、朋友の助言を得て、彼女にラブレターを…。勘の良い彼女は、彼に入れ知恵をする輩がいることを見抜きます。いっぱしの50男のクソ真面目な恋の行方が気になります。中年オヤジの友情と恋路を描いた一冊。これまでとは違う、絲山さんに出合いました。

2022/03/16

kei302

解説は小川洋子さん。読む価値ありのすてきな解説。ほかに『ネクトンについて考えても意味がない』『飛車と騾馬』2つおまけ付き。 単行本で読んだときは、細切れに描かれる三人:小松 宇佐見 みどりに振り回されて読み終わったけど、今回はじっくり味わいながら読めた。 210番館のネトゲ繋がり読み。こちらは戦系?のゲーム。みどりさんの裏のカオがラストで明かされるのが愉快だった。

2021/08/30

ざるこ

大学非常勤講師52才の小松とサラリーマンでネトゲにハマる宇佐美。どこにでもいそうなおっさんたち。でもあら不思議。読み終えるととっても魅力的。ゲームも惰性、家庭も冷めてる宇佐美が小松の恋によっていい味を出してくる。この2人、厚い友情で結ばれた親友などではない。居酒屋で顔見知りの単なる呑み友達ってとこがいい。相手がわからないゲームでも現実でも他人との縁ってやっぱりおもしろい。ラスト辺りの繋がりは無理矢理感あるけど、まぁいいじゃないと思える。ミズクラゲと精神が繋がる2作目は生き方指南書みたいな不思議な読み心地。

2021/02/03

路地

冴えない中年ながらも素直でどこか芯の強さと教養を感じさせるおじさん2人組。簡潔に描かれている2人の心の動きがこの作品の主題で、みどりさんと八重樫や、少しご都合主義とも思える結末は舞台装置にすぎないのかなと感じた。もしも映像化されたら面白い作品になりそう。

2022/05/10

たぬ

☆4 絲山さん5冊目は地味寄り中年男性と兎の心ほぐれる日常譚。ではなかった。うさちゃんも中年男性だった。2人の友情もみどりさんとの交流もガツガツしていなくていい感じ。みどりさん=しおん=ムジナちゃんだったのはびっくり! こういう品のいい大人の女性とネトゲがまるで結びつかないので。併録の短編2つも良かったよ。

2021/11/01

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