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柳生十兵衛死す 下: 山田風太郎傑作選 室町篇 (河出文庫)

柳生十兵衛死す 下: 山田風太郎傑作選 室町篇 (河出文庫)

柳生十兵衛死す 下: 山田風太郎傑作選 室町篇 (河出文庫)

作家
山田風太郎
出版社
河出書房新社
発売日
2020-08-06
ISBN
9784309417639
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柳生十兵衛死す 下: 山田風太郎傑作選 室町篇 (河出文庫) / 感想・レビュー

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geshi

2人の十兵衛の闘う理由や因縁が必要なのは分かるけれど、実際に二人がタイムスリップして入れ替わるのが後半からってのは遅いなぁ。理屈として能を持ってくるアイデアと腕力は流石。せっかくの入れ替わりも周囲の戸惑いや違いからくる所が少なくて、そこに面白さが置かれたものではなかった。別の話とはいえ過去作で最強にしすぎた柳生十兵衛を殺すには、これしか無いという幕引きかな。最後の戦いも一瞬で方がついてしまい、もっとチャンバラを読みたかった物足りなさが残る。

2020/11/16

garakuta@寝る三時間前に風呂を浴びると良い睡眠

図書館本。速読:感想・何だか良く解らない面白さを感じた。前作『柳生忍法帖』『魔界転生』を読んでいないので良く解らないが、名前だけは聞いたことがあるけど氏素性などは分からないので、彼らのつながりが分からない作品であった。読み物としては面白くて慇懃無人な作品のように感じた。彼らが囲碁や将棋を遣ってたら向かうところ比類なきカモと思った。服部半蔵にあってみたい。

2020/11/16

本木英朗

作者の傑作伝奇小説、そして最後の小説である。能の秘曲「世阿弥」にのって、250年の時を超えて入れ替わった二人の柳生十兵衛。後水尾法皇と足利義満の大陰謀に立ち向かうなか、陰流と新陰流、その剣技は極まり、驚愕のラストへ――!という話である。なるほど、そうだったのか。さすが柳生十兵衛、そして山田風太郎先生である。ただただ読むだけであるよ、俺は。果たして真相やいかに?というところだろうか。超面白かったよ、ウフフ。またいつか上下巻合わせて読もうと思う。

2020/11/22

河内 タッキー

柳生十兵衛三部作の完結編に相応しく、非の打ち所がない。そして最後の長編に相応しい完成度。まさに集大成。思い返せば対決の場面では全て一撃で決着がつくという爽快感。まさかの人まで一刀で斬られてしまう。そして全く予想もできなかった結末。充実の読後感。

2020/08/31

いが

感無量。「魔界転生」をさらに進化させた「十兵衛転生」だ。キャリア最後の作品において、忍法帖シリーズ最大のヒーロー柳生十兵衛を使って、晩年に開拓した室町ものと忍法帖が円環構造になる様は美しすぎる。とくに室町パートのエピソードが秀逸だ。絶妙の蓋然性で同時代人を一堂に介する手法は著者の得意とするところ。さらに一休をめぐる想像を絶する歴史解釈は歴史小説の風格すらある。権力に対する奔放不羈な十兵衛の言動や行動は、永遠のヒーローたりえる。やはりこう言わざるをえない、山田風太郎おそるべし、と。

2020/09/11

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