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平家物語 犬王の巻 (河出文庫)

平家物語 犬王の巻 (河出文庫)

平家物語 犬王の巻 (河出文庫)

作家
古川日出男
出版社
河出書房新社
発売日
2021-12-21
ISBN
9784309418551
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平家物語 犬王の巻 (河出文庫) / 感想・レビュー

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俺たちはここにいるぞ。声が聴こえる。物語はまだ物語られていない。いや、既に物語れた。これは続きだ。物語の続編だ。いや、異聞だ。耳で聞こえた物語の続きを文字で追う。そう走る、疾る。そんなこと日出男以外にできるのか。ここで示された幽玄の美は、光は、映画の映像に、音楽に、確かに再現されたんだね。

2022/09/02

りー

一貫してエンターテイメント。琵琶法師と能楽者の友情を絡めてはいるけれど、それがテーマではない。芸能の奥深くに潜む魔術的要素、シャーマンとしての芸能者とその力を知る権力者の物語だと言って良いと思う。映画、見たかった‼️

2022/09/18

Shimaneko

借りた単行本で既読だけど、劇場版アニメを鑑賞後に再読したくてこちらの文庫版を購入。文字ならではの疾走感がヤミツキになりそう。かたやアニメ版のラストシーンでは泣きそうになったし。もっかい観るかね。

2022/07/12

hoiminsakura

映画「犬王」をみる前に読んだ。琵琶法師の語りであるかのような文体につられてのめり込む快感。映画の方はそのまま映像化したようでもあるが斬新なロックミュージカルと化していた。天才能楽師犬王と琵琶法師友魚の友情と美の迫力映像!

2022/05/26

ponkichitaro1

猫の日に犬王…わたしセンス悪いな😅切れ切れの小気味良い文章におどろおどろしい人の醜い情念がのせられて語られていくー琵琶法師の語りに夢中になったかつての庶民の気持ちになったような… 覚悟を決めて『平家物語』も読みます。

2022/02/22

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