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町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編 (河出新書)

町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編 (河出新書)

町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編 (河出新書)

作家
町山智浩
春日太一
出版社
河出書房新社
発売日
2019-07-25
ISBN
9784309631110
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町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編 (河出新書) / 感想・レビュー

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ゴールデンカム寺

「時代劇編」だけ読んでいたのだが、最近ニワカ映画好きになったので、こちらも読んだ。実に面白かった。サブカル界では老兵になってきて批判する人もいる町山さんだが、良い思想を持っている人なのが本書からも伝わる。本書にお薦めされて観た『兵隊やくざ』シリーズは大変面白かった。私がよく使うレンタル店では、いつもシリーズのどれかが2~3本借りられていて、密かな人気シリーズであるのがわかった。カラー版の『新兵隊やくざ』(シリーズ最終作)は店に無くて観れていないが、モノクロ版は全て観た。勝新の芸達者と反戦が素敵だった。

2021/09/03

Isamash

町山智浩と映画史時代劇研究家の春日太一による2019年出版の対談本。「日本のいちばん長い日」「激動の昭和史沖縄決戦」意外は見ていないが、取り上げられた「人間の条件」、「兵隊やくざ」シリーズ、「日本沈没」、「新幹線爆破」を是非見たくなった。個々の製作の背景が詳しく語られ興味深かった。また岡本喜八自身の戦争体験から来る戦争への憎しみとアクション映画好きが傑作に結びついたらしい。仲代達矢の雪中撮影時の過酷経験、勝新の愛らしさ、若き成田三樹夫の貫禄、反体制の東映やヒット連発だった東宝の社風・社歴も初めて知った。

2022/11/27

ヨーイチ

時代劇編に続いて読了。WOWOWの対談が元になってるらしい。取り上げられた作品群は半分位は観ている(ロードショーでは日本沈没は観ている)。イタズラに大上段に構えずキーマンを挙げて、時にはマニアックな知識を交歓しつつ作品を紹介するスタイルは小生にはとても新鮮だった。それにしても映画の誕生以来(最近こんなことをよく考える、終焉も含めて)営々と積み上げられて来た「映画信仰」の最後の時代を、遅れてきた世代(勿論小生も含めて)の代表が後世に伝えようとしているように思えてならない。続く

2019/09/04

活字スキー

映画評論家の町山智浩さんと映画史・時代劇研究家の春日太一さんによる、日本の「圧倒的に面白い」名作映画講義。『時代劇』編は未読ながら、町山さんの映画オタクとしての筋金の入りようは『映画秘宝』などでよく知っているし、春日さんも『時代劇はなぜ滅びるのか』でその映画愛の深さは脱帽ものだったので、期待して手に取った本書も、その期待を裏切らない特濃、アツアツの内容で大満足。ただ、扱う題材が題材なので、無邪気にケラケラ笑って「面白かった~♪」と言えるものではなかったけれど。

2019/08/28

bluemint

「人間の条件」は文芸地下のオールナイトで観た。全く眼中になかった「兵隊やくざ」シリーズの見どころを熱く語っており、興味が出てきた。三船敏郎と仲代達矢の魅力も再発見した。この二人による青春映画編を聴きたいが無理なのかな?

2022/06/04

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