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拒食症・過食症を対人関係療法で治す

拒食症・過食症を対人関係療法で治す

拒食症・過食症を対人関係療法で治す

作家
水島広子
出版社
紀伊國屋書店
発売日
2007-10-01
ISBN
9784314010337
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あらすじ

過食嘔吐はがまんしなくていい。
「すぐに」「完璧に」治そうとするから治らない。
日本では数少ない摂食障害(拒食症と過食症)の専門医が教える「新しい常識」。多くの誤解と偏見を正し、患者とその家族に治療のための正しい知識を提供する。
併せて、親や配偶者などの「身近な他者」との対人関係を改善することでうつ病や摂食障害の治療に効果をあげ、欧米では標準的な治療法である「対人関係治療法」を紹介。

「私はちゃんと元どおりになるのでしょうか」という質問をする患者さんに、私はよく「せっかく病気になったのに、元どおりになったら、病気になっただけ損です。元のやり方では辛かったから病気になったのですから、治るときにはもっと楽に生きられるようになっているようにしましょう」と言います。病気になったことには意味があります。まさに、対人関係を楽にするチャンスを与えられたのです。
(本文より)

拒食症・過食症を対人関係療法で治す / 感想・レビュー

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ふっかー復活委員長

摂食障害に限らず、精神的に辛い状況を変えるためのヒントを授けてくれる一冊。家族や周囲の人が取るべき対応についても書かれている(いかに粘り強く継続していくか、についてもっと書いてあればなおよかったが...)。メンタル面の歯車が狂うのは一瞬で、でも元に戻していくことは本当に根気の要る作業だと改めて思った▼対人関係療法もゴールが見えづらいように思えるし、結局のところ「特効薬」はないんだなと。

2019/01/18

いえつじ

性格の七因子モデルが参考になりました。遺伝が強く影響する因子と環境が強く影響する因子。心配性など前者の高低では良い悪いはなく個性にすぎないのだが、後者の特に自尊心が低いと個性をポジティブに捉えられなくなってしまう。症状自体は辛いというSOSでありそれを標的にするのではなく、ストレスを生んでいる問題に取り組んでいく。コミュニケーションが苦手で一人で抱え込んでしまう人がなりやすい、自己表現や交渉ができるように成長するチャンスにする。他の精神症状にも応用できそう。

2015/11/17

おさと

諸事情から再読。だいぶ元気になった&生き方が変わったからこそ見えてくる何かにたくさん気がついた。自分が病気、もしくは身近な人が病気、じゃないとなかなか手に取らないとは思うけれども、病気についても関わり方についても、またそれが起こる背景であるジェンダーの問題についてもわかりやすく書いてあるので、もし気になったらぜひ手にとってもらいたい一冊。

2016/06/25

しおり

この先生の本は温かくて優しくて好きです。他の著書も読みたい。病気でなくても、心のメカニズムを知っておくのは予防にもなると思う。身近な人、主に家族の協力が対人関係療法には必須。治る病気だとはいっても、家族が機能不全の場合は難しいんだろうなぁ、と思いました。

2015/05/23

星音

摂食障害は難病指定された最も致死率の高い心の病の一つであり、もはや社会問題となっているにも関わらず未だ認知度は低く偏見も非常に多い。本書では摂食障害の原因について従来の間違った認識を否定し新しい観点から述べた上で、対人関係療法に基づいた実践的な解決策を提案している。しかしまだ課題の多い摂食障害治療。専門家は少なくどこの病院に行っても適切な治療が受けられないという声を多く耳にする。自分にはしっくりくる内容であったが、摂食障害の形は患者の数だけ存在するため万人に当てはまるわけでもない。難しい…

2016/10/05

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