注目の新刊 『ウチのコ、ご近所さんに育てられました』 ダ・ヴィンチ2013年8月号
不安いっぱいの子育てをスタートさせた『ツレうつ』の貂々さん。でも、コドモと一緒にいるだけで、ご近所の人々との輪が広がってゆく。コドモをとおしてのご近所づきあいの楽しさを描いたコミックエッセイ。初めての子育てで不安な人も、きっと勇気が出るはず。
最終更新 : 2018-06-08
1969年、埼玉県生まれ。セツ・モードセミナー卒業後、マンガ家、イラストレーターとして活動。2006年刊行の『ツレがうつになりまして。』がベストセラーとなり、ドラマ化&映画化。著書に『親子テツ』、初の絵本『いぬが かいたかったのね』(共著)など。
不安いっぱいの子育てをスタートさせた『ツレうつ』の貂々さん。でも、コドモと一緒にいるだけで、ご近所の人々との輪が広がってゆく。コドモをとおしてのご近所づきあいの楽しさを描いたコミックエッセイ。初めての子育てで不安な人も、きっと勇気が出るはず。
突然、うつ病になった夫との闘病生活を、ほのぼのタッチで綴った細川貂々さんのコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』。
「うつ病を明るくマンガに描く」というありそうでなかった試みが見事にあたったこの作品は、続編『その後のツレがうつになりまして。』も含めて一躍ベストセラーになった。
最初の刊行から5年、「ツレ」さんの発病から7年が経過した今年の秋、おそらく最後の「ツレうつ」本となる『7年目のツレがうつになりまして。』(幻冬舎)が発表された。
前2作を「世の中で一番不幸な(だと思い込んでいた)僕を、それほど余裕もなかった漫画家の妻が観察して、うっとうしさを少し引いて、ユーモラ スに描いた漫画」と表現するのは、シリーズに描かれた「ツレ」さんご自身だ。つまり、大ヒットしたシリーズは夫婦の物語だった。 新作に描かれているのは、「『ツレうつ』がヒットした裏側で起こっていた出来事、もたらした出会い」らしい。
当初は「うつ病の本なんて売れるわけない」と誰もが思っていた。だが蓋を開ければ予想を遙かに超える大ヒット。貂々さんのもとに届いたのは「苦 しんでいた…
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