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もしかして ひょっとして (光文社文庫 お 43-9)

もしかして ひょっとして (光文社文庫 お 43-9)

もしかして ひょっとして (光文社文庫 お 43-9)

作家
大崎梢
出版社
光文社
発売日
2023-09-13
ISBN
9784334100353
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もしかして ひょっとして (光文社文庫 お 43-9) / 感想・レビュー

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のんちゃん

裏表紙のあらすじに「どこにでもいる少しお人好しの六人が、日常に現れた思いがけない謎に立ち向かう。」とあるがまさにその通りの大崎さんの短編集。過去に何かしらの媒体に載せた物語5編➕書き下ろし1編の構成。作者あとがきにテーマが予めきまっていたものを集めたとあるが、そのテーマに沿って大崎先生がどの様に発想を飛ばして物語を構築していくかも記されていて、それがとても興味深かった。ご自分に馴染みのないスポーツやペットの事でも発想の転換で良作になる。今作では、私はこのあとがきが何より楽しめた。もちろん本編も傑作だが。

2024/01/26

よっち

トラブルやたくらみに巻き込まれて、お人好しが右往左往。助けを求められたなら放っておくことはできない。誤解も悪意も呑み込んでに6つの奇妙な謎を解き明かす短編ミステリ。電車で聞いたおばあちゃんの話から気づいたこと、体育館でバスケ部が険悪になっていた真相、家政婦さんが突如辞めた理由、猫を預けられた同級生を巡る騒動、娘に絵本を読んでいて思い出した昔の同僚、そして伯母からの依頼で遭遇した殺人事件。ふとしたきっかけから気づくそれぞれの真相がなかなか効いていて、個人的な好みでは体育館フォーメーションが一番良かったです。

2023/09/13

おいしゃん

親族が死んでる横で延々推理した挙句、助けも呼ばずそのまま解散したり、全体的にツッコミどころが多い短編集だったが、その「暢気さ」が一貫していたのが著者らしさでもあった。

2023/11/12

ベローチェのひととき

妻から廻ってきた本。6編からなる短編集。日常に潜むちょっとした謎を解いていく物語。まさに表題の「もしかして ひょっとして」は絶妙な言い回しだと思った。最初の「小暑」は謎に包まれたままだったが何となく良かった。個人的には「体育館フォーメーション」と「かもしれない」が印象に残っている。

2024/02/10

ぜんこう

6編の短編。 全部初めて読んだと思ってたのに「かもしれない」はアミの会(仮)のアンソロジーに収録されてたそうで、間違いなく読んでるけど全く覚えてなかったです😞 本書の題名からそうなんですが、もしかしてひょっとして、という必ず全ての謎が解決されず少しモヤモヤ。でも大崎梢さんの本は読みたいです。

2024/01/17

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