KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

花菱夫妻の退魔帖 三 (光文社文庫 し 54-3)

花菱夫妻の退魔帖 三 (光文社文庫 し 54-3)

花菱夫妻の退魔帖 三 (光文社文庫 し 54-3)

作家
白川紺子
出版社
光文社
発売日
2024-01-11
ISBN
9784334101916
amazonで購入する Kindle版を購入する

花菱夫妻の退魔帖 三 (光文社文庫 し 54-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

真理そら

今回の舞台は淡路島。いつもシャキッとしたタカさんが船酔いでボロボロになるのが楽しいオープニング。淡路の君について調べる気になった孝冬と鈴子。淡路でも登場した燈火教。鈴子の母はどんな人なのかということが意外に物語のポイントになりそうな話の流れ。そして白川作品らしく着物の細かいコーディネイトの描写がうれしい(そしてその雰囲気がカバーでわかるのもうれしい)

2024/01/15

ひさか

2024年1月光文社キャラクター文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。嘆き弁天、百日紅の木の下で、おくま御前、の3つの連作短編。淡路の君の謎に少しずつ迫っていく鈴子と考冬が興味深く、二人の掛け合いも楽しい。何ごとも受け入れようとする鈴子の見立て思考が面白い。白川さんの視点だな。

2024/01/31

はつばあば

仲の良い夫婦の物語は読んでいても気持ちがいい。いびつな育ちでも周りの者達も光があれば影もある。きらっきらの人生なんて嘘っぱち。淡路の君より恐ろし気な燈火教・・いつまで続く退魔帖

2024/01/30

はなりん

シリーズ第3弾。本拠地の淡路島へ。当主夫妻の役目の神事と合間に起こる幽霊絡みのお話、本拠地に住む分家一家の人達との交流など盛り沢山でした。いとこの幹雄と富貴子がいい感じの人達で楽しかった。淡路島ののんびりとした雰囲気や美しい風景が感じられよかった。鈴子と孝冬夫妻も旅先なのでずっと一緒で何気にらぶらぶでした。

2024/03/31

sin

花菱の代々の当主に憑く怨霊“淡路の君”は霊を喰らう霊である。「霊を喰らう…」というとおどろおどろしげだが、その喰らう様は相手の霊を掻き抱くかの様で対象の霊が如何に成り果てたのかはわからないようだ。今回、夫妻は神事を行う為、花菱が祭祀する島神社の在る淡路島を訪れ、“淡路の君”を祓うためにその由来を探る。そして求めに応じて霊や怨霊にまつわる事件に遭遇し…身近なところを燈火教の影が覆っていた事に気づかされる。

2024/01/26

感想・レビューをもっと見る