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蚊取湖殺人事件 (光文社文庫)

蚊取湖殺人事件 (光文社文庫)

蚊取湖殺人事件 (光文社文庫)

作家
泡坂妻夫
出版社
光文社
発売日
2005-03-10
ISBN
9784334738488
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蚊取湖殺人事件 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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nemuro

「著者グラフ・全期間」によれば泡坂妻夫は10冊(8作品)で荻原浩、坂木司と並び20位。そのうち『煙の殺意』は2014年(網走)、2017年と2019年(ともに富良野)と実に3度。まあ、あくまでも読書メーターに登録(2009年1月)して以降のことなので、仮に登録以前を含めた私の中での全期間ともなれば、鮎川哲也、樋口有介とともに国内作家のベスト3ではないかと睨んでいる。細谷正充氏の「解説」に「泡坂妻夫たらしめる三大要素『ミステリー』『職人』『奇術』を扱った作品がバランスよく」とあるとおり巧みを堪能できる7篇。

2022/09/27

coco夏ko10角

7つの作品収録の短編集。初出はどれも2000年代前半。ミステリーや奇術など色々。『念力時計』に社家さんなどが登場。未読のミステリ作品に期待して手にしたけど少し物足りない。

2023/01/13

造理

★★★☆☆ 泡坂氏後期の作品集。大胆なトリックの「銀の靴殺人事件」や惣太郎と富子の会話が楽しい「秘宝館の秘密」がよかった。非ミステリの小品も味わい深く、「えへんの守」は奇術と職人の生き様が上手く表現されていると思います。

2016/08/02

やまだん

まだ購入していなかった泡坂妻夫の作品を古本屋さんで見つけたので購入。標題作は,別の短編集で読んだことがあった。7作のうち,ミステリは4作で残る3作はショートショートなど。読んだことがない泡坂先生の作品を読めるだけでも満足感はあるけど,個々の作品のデキは…ちょっと苦しいかも。ミステリの4作も,伏線もさほど貼られておらず,トリックも陳腐。文章,キャラクターの造形の上手さで,読める作品にしているというイメージ。よほどの泡坂妻夫好きにしかオススメできない。個人的には,よほどの泡坂妻夫好きなので楽しめた(50点)。

2015/12/07

浅木原

ミステリ4、奇術2、職人1の7編の短編集。収録作はどれも安心して楽しめる泡坂作品だけど、全般に切れ味はもうひとつ。泡坂読者的には望月警部と斧技官、機巧堂の社家さんなど見覚えのある名前が多くて楽しい。ボブの絵画教室だろこれ、な「雪の絵画教室」、非ミステリの奇術もの「念力時計」あたりが好きかな。しかし後年の泡坂短編集はこういうジャンルいろいろのバラエティパックが多いね。

2015/01/15

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