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宛先不明: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-53)

宛先不明: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-53)

宛先不明: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-53)

作家
鮎川哲也
出版社
光文社
発売日
2010-07-08
ISBN
9784334748128
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宛先不明: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-53) / 感想・レビュー

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セウテス

鬼貫警部シリーズ第10弾。秋田へ社内旅行に来ていた男が、電話で呼び出され遺体で発見される。その背景には、出版社内の権力争いに於ける、卑劣な痴漢冤罪が見え隠れするのが、何とも腹立たしい。捜査はやがて有力な容疑者にたどり着くが、その人物には鉄壁のアリバイがあった。行き詰まる捜査に、いよいよ鬼貫警部のアリバイ崩しの出番となる。本シリーズは、正々堂々と事実確認や情報をさらけ出している為に、推理するには最適のミステリだ。今回は鉄道の謎解きではなく、トリックを暴ける読者は多いだろう。読みやすく、本格を始めるのに良い。

2018/08/13

クキモン

通勤電車で再読。 犯人の頭の良さに感心するとともに、アリバイのトリックを解く警察の執念に脱帽。犯人対刑事との掛け合いが面白かったです。久しぶりに本格ミステリーを堪能しました。昭和時代の作品ですが、古さは全く感じませんでした。

2023/10/06

☆エンジェルよじ☆

鮎川作品2作目。殺害現場と犯行時刻が動かせない状態で、容疑者のアリバイを崩していく。被害者はあまり評判の良くない人物とされているがこの容疑者もなかなかの奴です。アリバイトリックを崩していく過程が面白かった。鬼貫警部シリーズとなっているがもう少し早く鬼貫警部に登場してほしい。

2011/01/09

ホームズ

題名がネタバレ(笑)トリックとしては分かりやすい感じがしてしまった(笑)有名ですからね(笑)派閥争いや痴漢疑惑、強請りなど色々ありましたね(笑)全体に地味な感じではありましたが楽しめたので良かった(笑)

2010/12/24

コチ吉

タイトルに表現されるトリックは、時代がかっているものの、なかなかに考えられていて楽しめた。警察の目を逸らすために敢えて別の部屋へ通したくだりは、直前に読んだ「砂の城」にも同様のシーンがあって、思わず頬が弛んだ。

2020/02/14

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