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古書ミステリー倶楽部 (光文社文庫 み 19-42)

古書ミステリー倶楽部 (光文社文庫 み 19-42)

古書ミステリー倶楽部 (光文社文庫 み 19-42)

作家
ミステリー文学資料館
松本清張
城昌幸
甲賀 三郎
戸板康二
石沢 英太郎
梶山季之
出久根達郎
早見裕司
都筑道夫
出版社
光文社
発売日
2013-10-08
ISBN
9784334766450
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古書ミステリー倶楽部 (光文社文庫 み 19-42) / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

書痴という人種は己の中に多少の異常性を持つ。プチ書痴の私にとって最も恐ろしい話は梶山季之の「水無月十三么九」。私はこの短編を『せどり男爵数奇譚』で読んだことがあるのだが、そのおぞましさは他の小説に類を見ない。「二冊の同じ本」さすがは松本清張。ううんっ文句なし! と唸りました。戸坂康二の「はんにん」私の大好きなタイプの話です。早見裕司の「終夜図書館」は逆に大嫌いです。私が大嫌いな小説はさほどないのだが、読むに堪えない。逆に最もうれしかったのは野呂邦暢の「若い沙漠」の中で安西均の「雨」という詩に接したこと。

2014/11/08

KAZOO

古書に関係するミステリーの短篇を三冊に収めたものです。これだけの作品があるとは驚きです。この第一作目には短編が12と江戸川乱歩の口絵が収められています。いくつかの作品はどこかで読んだことがあるという気がするのですが、忘れてしまっていて再度読み直してみてもかなり読みでがありました。古本の中に書かれている持ち主の書き込みがヒントとなる松本清張の作品などは本当によく考えられている気がします。

2015/06/12

yu

読了。 「終夜図書館」だけ断念。読みづらい・・・。 松本清張「二冊の同じ本」、戸板康二「はんにん」、甲賀三郎「焦げた聖書」がよかった。 紀田順一郎「展覧会の客」は、なんだかビブリアに出てきそうな雰囲気のお話し。 梶山李之「神無月の十三ヤオ九」は、かなりのグロテスク感。

2016/05/22

seraphim

書店の平台に、2冊目と共に並んでいたので衝動買い。松本清張以外は初読。どのお話も面白かった。梶山季之は『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場した『せどり男爵数奇譚』の中の一編。これが1番怖かったかも。早見裕司の「終夜図書館」では、ジュニア小説の作家名がたくさん出てきた。中学生の頃夢中で読んでいた人たちなので懐かしく思った。全体的に、私には怖いと感じるお話が多かった。人間って恐ろしいなぁ。2冊目も楽しみ。

2014/07/16

燃えつきた棒

このアンソロジーは、選定する対象をあまりに狭く限定し過ぎたためか、これといった作品には出会えなかった。 もっとも、その原因は、読書の味覚障害に陥ってしまった僕の方にあるのかも知れないが。

2019/12/25

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