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松本清張

職業・肩書き
作家
ふりがな
まつもと・せいちょう

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1953年
『或る「小倉日記」伝』第28回,昭27年度下半期芥川賞
1957年
『顔』第10回日本探偵作家クラブ賞
1959年
『小説帝銀事件』第16回文芸春秋読者賞
1963年
『日本の黒い霧』日本ジャーナリスト会議賞
1966年
『砂漠の塩』第5回婦人公論読者賞
1967年
『昭和史発掘』『花氷』『逃亡』第1回吉川英治文学賞
1970年
『昭和史発掘』第18回菊池寛賞
1971年
『留守宅の事件』第3回小説現代ゴールデン読者賞

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『鬼畜』(松本清張/双葉社)

 松本清張の小説『鬼畜』がドラマ化され、2017年12月24日(日)にテレビ朝日で放送されることが明らかに。玉木宏が主演を務めることも発表され、「玉木くんの清張ドラマとか絶対見逃せない!」「衝撃作がどんな風に仕上がるのか楽しみ」と大きな反響を呼んでいる。.  物語の主人公は、働き者の妻・梅子と共に小さな印刷会社を営む竹中宗吉。会社の経営が軌道に乗った宗吉は、愛人・山田菊代との間に3人の子どもを作る。しかし経営が苦しくなり、仕送りが滞るようになると愛人との関係は一変。菊代は宗吉の家に訪れて、3人の子どもを置いていく。宗吉は仕方なく子どもたちを引き取るものの、妻の梅子は愛人の子を憎悪するのだった―。

 作品を通して表現されるのは「人間の業と親子の絆」。善良だった宗吉が“鬼畜”に身を堕としていく様子と、それでも父親のことを信じ続ける息子の姿が描き出されていく。

 主人公・宗吉役を務める玉木は、2011年に放送されたドラマ『砂の器』に続き、松本清張原作ドラマに出演するのは二度目となる。また妻の梅子には常盤貴子、したたかな愛人・菊…

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ドラマ「黒革の手帖」第3話、武井咲演じる元子のお金に対する執着心があらわに…

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『黒革の手帖』下巻(松本清張/新潮社)

 ドラマ「黒革の手帖」第3話が2017年8月3日(木)に放送された。武井咲演じる元子のお金に対する執着心が徐々にあらわになる様子には、「この調子でもっと男共からお金巻き上げて欲しい」「“お金に勝ちたい”って発言めちゃくちゃかっこいいな!」と話題になっている。

 前回、元子の策略により自分の店を持つ計画が潰された波子(仲里依紗)は、「銀座で商売できなくしてやる」と元子への怒りをあらわに。元子が銀行で働いていた時の上司・村井亨(滝藤賢一)を訪ねて、元子が辞める直前に何をしたのか聞き出そうとした。村井は波子には口を割らなかったが、元子が銀座にいることを知って元子のクラブ“カルネ”に現れる。

 村井は不遜な態度で元子に100万円貸してくれと要求するが、元子は貸す金などないと村井の要求を拒否。しかし村井は諦めることなく、再びクラブに現れた際には金をよこせと騒ぎながらネクタイで元子の首を絞めてしまう。たまたまその場に現れた議員秘書の安島富夫(江口洋介)によって元子は助けられ村井は逃走するが、元子は安島が警察を呼ぶことだけは頑…

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ドラマ「黒革の手帖」仲里依紗演じる波子の豹変ぶりが話題に「人変わりすぎて怖いくらいの演技力」

ドラマ「黒革の手帖」仲里依紗演じる波子の豹変ぶりが話題に「人変わりすぎて怖いくらいの演技力」

『黒革の手帖』下巻(松本清張/新潮社)

 ドラマ「黒革の手帖」の第2話が2017年7月27日(木)に放送され、仲里依紗演じる山田波子の豹変ぶりが「生意気な小娘って感じがすごくいい」「武井咲に負けない迫力がある」と話題になっている。

 東林銀行に派遣社員として勤めていた原口元子(武井咲)は、黒革の手帖に記した借名口座のリストを武器に1億8千万円を横領。それを元手に銀座にクラブ“カルネ”をオープンさせ、若き銀座のママとして新しい人生を歩み始める。ある日、元子は同じ派遣社員であった波子と再会。カードの支払いのために必死に働く波子を見て、「何かあったら電話して」と名刺を手渡した。

 その後、元子のスカウトで波子はカルネで働くことになり、入店早々、楢林クリニックの院長・楢林謙治(奥田瑛二)のお気に入りに。2人が親密になっていく様子に元子は一抹の不安を覚えるが、元子の不安をよそに波子は夜の世界の楽しさに目覚めていく。元子に向かって「お金稼ぐのって、こんなに簡単だったんだね」とほくそ笑む波子には、「冒頭でティッシュ配りしてた女の子とは思えない…」「人変わりすぎて怖い…

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松本清張原作『黒革の手帖』で武井咲が演じる「最凶悪女」のヤバすぎる3つの処世術とは?

松本清張原作『黒革の手帖』で武井咲が演じる「最凶悪女」のヤバすぎる3つの処世術とは?

 悪い女が跋扈する世の中だ。しかし、松本清張によって描かれたこの女以上の悪女など存在するのか。不朽の名作『黒革の手帖』の主人公・原口元子。テレビ朝日系でドラマ化、現在、武井咲が好演しているこの女こそ、史上最凶の悪女と言っても過言ではない。そんな原口元子の悪女的処世術を、ほんの少し覗いてみるとしよう。

盗んだ金は返さず、さらに脅迫! 常識外れの面の皮

 元々、原口元子は銀行で働く地味なベテラン女子行員だった。15年以上、真面目に働いてきたが、伝票の数字を睨むだけの日々に嫌気がさした元子は、銀行の架空名義口座のリストを黒革の手帖に転記し始め、7568万円もの大金を横領する。普通ならば、横領の事実が発覚するのは、周囲が不正に気づいた時だろう。だが、元子は自らの行いを暴露するのだ。「わたしの問題にあんまりぐずぐずしていると、国税局や警察の耳に入るんじゃないでしょうか」。そんな言葉で支店長から次長、顧問弁護士までを脅しつけ、元子は、銀行から無条件で金を奪いとる。その上、「今後一文も返金を要求しない」という念書まで書かせたのだから、その肝の据わり方は尋常では…

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ドラマ「黒革の手帖」、悪女を演じる武井咲に絶賛の声続出!

ドラマ「黒革の手帖」、悪女を演じる武井咲に絶賛の声続出!

『黒革の手帖』上巻(松本清張/新潮社)

 2017年7月20日(木)に、ドラマ「黒革の手帖」の第1話が放送された。主演を務める武井咲の悪女役には「そこに居るだけで半端ない存在感」「笑わない方が美しさが際立ってる」「武井咲の印象変わった。役がすごく合ってる!」と話題になっている。

 同ドラマは、松本清張のサスペンス小説を原作とした作品。武井演じる派遣社員・原口元子は、母親が遺した借金を返済するため昼は銀行、夜は銀座のクラブ“燭台”でホステスとして働いている。ある日、芸能人が元子の働く銀行を訪れたことがネットに出回り、派遣である元子と山田波子(仲里依紗)が罪をかぶせられ雇い止めに。その事件をきっかけに元子は銀行の隠し口座から1億8千万円を横領し、それを元手にクラブ“カルネ”をオープンさせた。

 元子はこれまで浅野ゆう子や米倉涼子が演じてきた稀代の悪女で、放送前は武井が演じることに対して不安の声も上がっていた。しかし1話をみた視聴者からは「着物姿やサングラスが貫禄あってカッコいい!」「したたかな女がこんなに似合う人だと思わなかった」とを絶賛する声が続出。可愛…

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東山紀之が執拗に女を追い回す男に!? 松本清張『花実のない森』テレビドラマ化決定!

東山紀之が執拗に女を追い回す男に!? 松本清張『花実のない森』テレビドラマ化決定!

『花実のない森』(松本清張/光文社)

 松本清張の長編推理小説『花実のない森』が主演・東山紀之でテレビドラマ化されることが決定した。「執拗に女を追いかけまわす東山さんとかイメージなさすぎで楽しみ!」とファンからは期待の声が上がっている。

 会社員の青年・梅木隆介はある雨の夜、高貴さを漂わせる艶やかな美女と冴えない風貌の男という不思議な組み合わせの男女をヒッチハイクで車に乗せる。徐々に謎の美女・江藤みゆきの美しさにのめり込んでいく梅木だが、みゆきに近づく男たちは次々と不審な死を遂げていく…。

 東山は、みゆきの妖艶な魅力にどんどんとはまっていく梅木役を熱演する。梅木は、彼女の魅力に取りつかれたように真実を追い求め、みゆきを執拗に追い回し、情報を集めまわる。その様子は「梅木は今の時代なら完全な精神異常のストーカー」「今だったらさっさとお縄になってるレベル」と言われるほど。

 東山自身は公式サイトで梅木について「恋の情動じゃないけど、恋愛をするというのはそういうことだと思います。ブレーキが利かなくなるのはやっぱり恋愛。素直に演じるとそうなるんじゃないでしょうか…

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没後20周年! 松本清張作品が毎年映像化されるワケ

没後20周年! 松本清張作品が毎年映像化されるワケ

 作家生活四十余年、その作品は長編、短編ほかあわせて千編にも及ぶ松本清張。今年は没後20周年にあたり、3作品がドラマ化されている。4月には『市長死す』、6月には『波の塔』、そして9月30日(日)には渡部篤郎と長谷川京子主演で『危険な斜面』がフジテレビで放送予定だ。

“没後20周年記念”とはいうものの、実は清張作品は、今年に限らず1957年からの55年間、毎年欠かさず(!)何らかの作品が映像化されている。さらに、『危険な斜面』は過去7回も映像化されている作品。すでに今年のドラマ放映は終わったが、『波の塔』は9回(映画含む)、『市長死す』は2回映像化されている。『砂の器』『ゼロの焦点』『点と線』といった代表作だけでなく、このように繰り返し映像化したくなる作品が多い理由とは何なのだろう。

『危険な斜面』は、自身の出世のために社長の愛人となった過去の恋人を利用した男の黒い計画を描いた、1959年発表の短編小説。男の出世欲が生み出した巧妙な完全犯罪が暴かれるまでが、最後まで予想できない展開で読み手を夢中にさせた。氏の作品は社会派推理小説と名付けられるように、事…

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