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灰色の犬 (光文社文庫 ふ 16-5)

灰色の犬 (光文社文庫 ふ 16-5)

灰色の犬 (光文社文庫 ふ 16-5)

作家
福澤徹三
出版社
光文社
発売日
2015-11-11
ISBN
9784334769925
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灰色の犬 (光文社文庫 ふ 16-5) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

ちょっと長かったが、後半ドンドン引き込まれ没頭して読了した次第。刀根が良い。こんな終わり方は悔しいが刀根の家族の明るさが好きだなぁ。そこで誠一にかかってきた電話でモヤモヤが吹っ飛んだ(笑)遼平に教えるのだろうか?気になるわ~親子関係もそこそこ良好になったようでもあるし、この『灰色』の世界で父はこれからも生きて行くのだ。かっこ悪い三人だったが、これはこれでけっこう面白かった。読友さんに感謝の一冊だった。

2016/02/26

mihya

出世コースから外れた刑事と暴力団幹部が巨悪を暴く。 刑事の息子、いっそ清々しい堕落ぶり。途中までは陰鬱な雰囲気でじりじり読み進めたが、最後はスッキリ!面白かった。 北九州弁のニュアンスや場所などがイメージしやすかったので、そういう意味でも楽しんだ。 刀根には私が通っている歯医者をお勧めしたい。

2023/04/06

GAKU

中盤までは中々進展が無く、今一乗れなかった。中盤以降からやっとストーリーも動き出し、終盤は一気読み。結果オーライという事で、まぁ総体的には面白かったかな。

2018/07/30

すしな

157-22.出世街道から外れた中年の刑事とヤクザが事件を解決する話です。お互い、表と裏の別々の社会ではあるのですが、上から無理難題を突きつけられて、いろいろやっているのに報われないという悲哀に溢れていて良いコンビでした。刑事の息子さんも就職の失敗から、落ちるところまで落ちるのですが、ちょっとしたボタンの掛け違いって怖いなと思いました。こちらが条川署シリーズの1作目ですが、先に3作目の”群青の魚”から読み始めてしまいまして、遡るかたちで読みましたが、特に順番通りに読まなくても楽しめました。

2022/11/10

金吾

○途中までは息子のあまりにもダメッぷりにイライラしながらも転落していく様やそのような人たちを吸い尽くす人達の描写は真に迫っているように感じました。中盤以降は展開も早くなり、都合がよすぎる部分はありますが面白かったです。しかし組織がこのような状態であるのが本当ならばかなり恐ろしい状態だなと思いました。

2021/12/01

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