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白の恐怖 (光文社文庫)

白の恐怖 (光文社文庫)

白の恐怖 (光文社文庫)

作家
鮎川哲也
出版社
光文社
発売日
2018-08-08
ISBN
9784334776978
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白の恐怖 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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紅はこべ

〈鮎川哲也と13の謎〉のファンは、どれだけ『白樺荘事件』の刊行を待ちわびたことか。星影龍三が殆ど口を利かないのは何故?鮎川作品では女性の犯人が多いって意識したことなかったな。この「白の恐怖」でも、女性への偏見が垣間見えないでもない。「影法師」、自分と趣味嗜好が似ている友人に、恋人紹介しちゃい駄目よ。結局、彼女の本命はどっちだったのか。

2020/06/19

HANA

ミステリ。吹雪で閉ざされた山荘、いわゆるクローズドサークルであるが、本書を読んでその弱点に改めて気付かされた。クローズドサークルの長所は誰が殺されるかわからない緊迫感だと思うのだが、無関係な第三者がいる場合はたちまちそれが緩和されてしまう。さらには動機が分かっている場合は消去法で犯人が解ってしまうし。故に犯人は登場人物が出揃った時点である程度目星がついていたが、最後で明かされる一捻りには気が付かなかったなあ。個人的には同時収録の短編「影法師」が傑作。久作や乱歩を思い起こさせるような幻想的な好短編であった。

2019/10/05

かめりあうさぎ

長編1話、短編1話、巻末に随筆3話収録。面白かったです。昔の作品なので難易度は高くなく、謎解きゲームとしては少し物足りないかもしれませんが、昭和の雰囲気が存分に味わえる楽しいミステリだと思います。短編もコンパクトに纏まっていてオチも収まりがよく好き。随筆では鮎川先生の本格ミステリに対する思いにほんの少し触れられた気持ちになります。

2018/09/15

Yuki

雪深い軽井沢の白樺荘、遺産相続のために集められたワケありの男女4人、第一の殺人の捜査から帰れなくなり、容疑者たちと一緒に宿泊することになった刑事は事件を防ごうとするが、それを嘲笑うかのように次々と青酸化合物による殺人が起きる。その事件の真相は――。それなりに古臭いが、昭和らしい真っ当な密室もの。ちょっと夢野久作を連想するような短編や軽妙な随筆、ご本人の写真も入っており、鮎川哲也の別の面も知れた。

2018/08/22

ヨーコ・オクダ

雪に閉ざされた別荘。未亡人が夫の遺産を分けるため、甥2人姪2人を招待。手続きのために弁護士も助手を伴って別荘に向かったが、途中で未亡人宅の女中が相談があると言って現れたため、助手に任せて自分だけ先に到着したところ、後に2人が遺体となって発見される。そして、別荘では相続人の頭数が1つずつ減っていく…。ストーリーは、この弁護士の日記を小説化しようとして書き上げた設定。最後の方にちょろっと星影竜三が登場するので「星影シリーズ」になるんかな?「犯人は事故死」とされた事件の真相は?典型的パターンやと侮ったらアカン。

2020/10/27

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