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キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)

キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)

キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)

作家
山口雅也
出版社
光文社
発売日
2018-09-11
ISBN
9784334777203
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キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫) / 感想・レビュー

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ポップ

キッド・ピストルズシリーズ1作目。既成概念をぶっ壊す、パンクな短編ミステリ4篇。キッドはイカれてやしない、イカしてるぜ。パラレル英国を舞台に相棒のピンクと<そんな馬鹿な>事件に遭遇する刑事。その正体は、労働者階級のパンク野郎さ。著者独自の考察で海外作品とマザーグースに臆することなく、これでもかと趣向を凝らしている。文学、芸術、音楽など、大胆不敵に扱っており、生半可な作品ではない。作中でアナーキーな解釈をした『眠れる森の美女』と、凡夫には理解できない「深夜の庭に佇む詩人の心」は鮮烈な印象を受けた。

2019/06/21

geshi

改訂版にて再読。新本格第一世代にとって謎解きに没頭できる平行世界の設定は、一つの発明だったと改めて思う。『「むしゃむしゃごくごく」殺人事件』狂言回しによって手掛かりをそれと気づかせず出している。『カバは忘れない』主と従の捻れと面白いダイイング・メッセージの意味あい。『曲がった犯罪』現代美術とミステリのツイストが有名な言葉に着地するウルトラC。『パンキー・レゲエ殺人』これを最後に持ってくるのがレッドへリング。童謡殺人のツボを突く巧みなトリックとロジック。

2018/10/22

Yuki

以前に創元推理文庫版を読んだことがあり、新装版で再読。「生ける屍の死」のグリンを連想するパラレル英国のパンク刑事・キッドと同僚ピンクが事件の捜査に東奔西走する。パラレルとはいえ英国らしくマザーグースをモチーフにした事件と、謎に対するキッドの推理が冴える。猫が出てくる話がふたつあり、それらを最初に読んだ当時はスコティッシュフォールドもブリティッシュショートヘアもピンと来ない種類の猫だったが、今となっては人気の猫でネット上のあちこちで可愛い画像が見られるので、なんとなく時代が追い付いた感じ。

2019/02/17

主人公は同じなのだけど短編集的な作りになっているので読みやすい そして面白い

2019/02/25

ぶうたん

著者の本は久しぶり。4作を収めるが、コンセプチュアルアートを扱った3作目が一番面白かったな。名探偵が実在するパラレルワールドという触れ込みなのだが、違和感もなくさらっと読んでしまうのは、本書がパズラーを構築するための作り物と言うことがアタマがあるせいか。主人公はコンビだがピンクの存在は影が薄くて、いてもいなくても変わらない感じ。好みとは少しずれるかも。

2018/10/24

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