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恋愛未満 (光文社文庫 し 20-5)

恋愛未満 (光文社文庫 し 20-5)

恋愛未満 (光文社文庫 し 20-5)

作家
篠田節子
出版社
光文社
発売日
2023-04-12
ISBN
9784334795160
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恋愛未満 (光文社文庫 し 20-5) / 感想・レビュー

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カブ

久しぶりの篠田節子氏。人間味のある5篇の短編集。「六時間四十六分」が好きです。やはり篠田節子氏の物語が好き。

2023/04/29

るい

どれも好みだなぁ 一番最後がいつまでも印象に残る 心情も状態も手に取るようにリアルに響く 感情って複雑でいくつもの気持ちが常に交錯しているもので 恋愛だってそう 気持ちはひとつじゃなくて 天気みたいに変化するもの

2023/12/29

のんちゃん

恋愛の浮ついた感じも激しい情熱もない、タイトル通りの短編集だった。中年の域に入る不器用な男の淡い恋心、その男を昔から知る知人女性の想い、夫の昔からの女友達に、夫を含むその仲間の男性達が寄せる感情、認知症の老母を看護する辛い状況の中で出会った医療従事者の男性への思慕等、どれも恋愛という激しい色彩ではない淡い感情を、静かな諦観というか、人生の酸いも甘いもを経験した大人だけが味わえる物語に篠田先生は仕上げてある。起伏のある物語では無いのにグイグイ読ませるのも、また、作者の筆力だと今作でも感心し魅せられた。

2024/01/18

いっちゃん

2020年単行本は既読。解説は東直子さん。夜の森の騎士の二人が、うまくいくといいな。子離れ、親離れが出来なかった親子の不幸。田舎の嫁ってついつい頑張っちゃうんだよね。わかりみが深い。

2023/08/18

ベローチェのひととき

妻から廻ってきた本。恋愛とまではいかないが、大人の男女の機微を描いた5編からなる短編集。それぞれに味のある短編でした。個人的に好きなのは「説教師」です。嵐の夜に、山で取り残された管弦サークルの仲間の看護師を助けるために取った大学教授の行動は… 切迫感があってとても緊張しました。

2024/01/28

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