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諦めない女

諦めない女

諦めない女

作家
桂望実
出版社
光文社
発売日
2017-04-18
ISBN
9784334911584
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諦めない女 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

これまた凄い女に出会ってしまいました!親なら母なら、思う気持ちは理解は出来る。心配で、心配で・・けれどそれは自分の気持ちの押し付けでしかなかった事はないだろうかー6才の娘が自分を待っている間に行方不明に・・そして12才になり還ってきた。その間のそれぞれの心の機微が絶妙だ。しかし、母には6才の我が子としか映らない。ここが問題だろう。結局、犯してはいけない罪を犯すのだ。「もう、心配しなくていいと、ホッとした」と真実がポロリ。哀しいか?この母・京子は悲しいか?子供はいつか大人になるのだ・・

2017/05/20

fwhd8325

女シリーズ。ちょっと違和感ありでした。インタビューによって進められていく展開は面白く感じます。半ばくらいからでしょうか、どうにもページが進まなくなりました。ある種のエキセントリックな展開は、読者として興味ありますが、物語の始まりから結末までの筋道を感じることができませんでした。

2017/11/11

あすなろ

この作品の感想書きは困った。何故なら、まだ未読の方にとり、ここで何書いてもネタバレになるだろうから。さっきからまとまりません。結果は想定してたとおりでしたが、流れるようにそして先が気になるように読ませる内容となっております。但し、完全な主観より。諦めない女っていう題名の意味は、描いた内容と微妙に僕の中でズレがあるような。それとも、ラストで書かれている以外の意味も含めて大きく理解してイイのかな?イイのだろう。

2017/09/17

Satomi

6歳の娘がちょっと目を離した隙に誘拐された…。フリーライターが事件関係者へインタビューする形式で物語は展開する。潮時だと誰もがどこかで諦める。母を除いては…。自分だったらどうするだろうかと考えると途端に落ち着かなくなる。どこかで生きていると信じる母の愛情の深さも、仕事にのめり込み新たな家族を作った父の気持ちも分からないではない。愛情と狂気は表裏一体。なんともやりきれない。

2017/07/07

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

84/100点 誘拐されて6年間行方不明だった事件の当事者や関係者の取材を通して、誘拐された少女と母親の苦悩を描いた物語。最初は母親の京子の諦めない姿にあまり共感出来ず、少しイライラしながら読んでいましたが、2章に入って誘拐された沙恵の無人島生活の辺りから一挙に面白さが増し、後は一気に読み終えてました。京子には、母親の強さより怖さの方を感じ、あの結末に至ったのも仕方ないと思いました。沙恵の諦めない心の強さに共感を覚えると共に、誘拐された子どもたちの行く末を思うと、胸が痛みました。

2017/06/23

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