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盗まれた顔

盗まれた顔

盗まれた顔

作家
羽田圭介
出版社
幻冬舎
発売日
2012-10-26
ISBN
9784344022683
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盗まれた顔 / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

警視庁刑事部捜査共助課に所属する白戸は、今日も指名手配犯を捕まえる為に街頭に立ち、記憶した顔との照合をする見当たり捜査を行っていた。すると親しみを感じる顔が目に飛び込んできて・・。ただひたすらに現れるかどうかも分からない指名手配犯の顔を覚え捕まえる。とても根気がいる作業で、しかもひと月に1人犯人を見つけられたらまだいい方。そういった地道な作業の焦燥感といったものが伝わってくる話ではあったのですが、間延びした感が否めませんでした。もう少しテンポよく読ませて欲しかった。題材が良かっただけに残念です。★★★

2013/03/04

ままこ

指名手配の顔をひたすら覚えて見つけて捕らえる“見当たり捜査員”が主役の初めて読むタイプの刑事サスペンス。中盤まで地道な捜査と苦悩が延々と書かれていている。後半は公安が絡んだサスペンスで緊迫感があり面白かった。恋愛要素も哲学的な事も盛り込まれた一風変わった作品だった。

2017/10/27

まーちゃん

見当たり捜査。数百人の顔を記憶し、街中を歩き回りたまたま見つけた指名手配犯を逮捕する、という特殊な仕事。当てもない、偶然任せの捜査方法。主人公の白戸は群衆の中で、手帳の中にある顔に出会うと自然に目の奥が緩むと表現する。/刑事モノが好みなので、とても面白く読めた!ようやく見つけ出した指名手配犯を仲間と連絡を取り合って、チームプレーで網の中に追い込んで行く。呼気を合わせての声掛け。犯人に仲間がいれば、追う者は追われる者に簡単に変わりうる。息詰まる緊張感。シリーズで他にもあるなら読んでみたいと思った。

2015/09/07

おさむ

羽田さんの4作目はハードボイルド刑事小説。これ迄の作品とはうって変わった新宿鮫みたいなお話しでした。中身はやや?でしたが、舞台の新宿が土地勘があるので、楽しめました。

2015/07/21

ちろ

本格的な警察小説。 これまで読んだ本と趣きが違いすぎて驚いたけど、どっしりとしたミステリーで面白かった!冒頭の、白戸が対象者を見つけた時に発する「目の奥が、弛緩する。」の表現から引き込まれた。見当たり捜査のノウハウも書き込まれていて、おもしろかった。またこんなシリアスものを読んでみたいです。

2017/03/28

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