革命のファンファーレ 現代のお金と広告
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「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」のおすすめレビュー
アンチを手放さない…西野亮廣、話題のベストセラー『えんとつ町のプペル』成功の裏側をつづった『革命のファンファーレ』
『革命のファンファーレ』(西野亮廣/幻冬舎)
お笑い芸人・キングコングの西野亮廣さんが出版した絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)は炎上騒ぎを勃発させながら、計32万部の大ヒットとなった。クラウドファンディングで5000万円以上を調達したこと、無料公開したこと、他にも様々な新しい挑戦によって生み出されたこの絵本は、絵本業界やクリエイター業界に風穴を開けたと言っても過言ではない。
『革命のファンファーレ』(西野亮廣/幻冬舎)は、なぜ『えんとつ町のプペル』が成功したのか、これからの時代、どのように仕事やお金と付き合うべきかについて語った1冊だ。本記事では本書の内容の一部を要約してご紹介したい。
■クラウドファンディングとは信用を現金化する装置
『えんとつ町のプペル』の制作において、クラウドファンディングで資金を集めたことが話題になった。西野さんによると、クラウドファンディングとは信用を現金化する装置だそうだ。そして本書が説く「信用」とは、ウソをつく人かどうか。たとえば、ゲス不倫で話題になったベッキーさん。彼女が「絵本を作るためにクラウドファンディングし…
2017/10/19
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革命のファンファーレ 現代のお金と広告 / 感想・レビュー
mitei
なかなか面白い事を考えてるなぁと言うのが第一印象。やっぱり自分で考えて効率よく動く事を著者自らの絵本出版経験などをもとに分かりやすく、熱い気持ちにさせてくれる。また燃料投下したい時に再度読んでふかしたいな。
2018/02/12
徒花
ときどきアジテーションをかませてくるのはちょっとアレだけど、おおむねよいことが書いてある。ただ、サブタイトルにあるように本書のテーマは「お金」と「広告」であり、その2つがつながっているようでつながってないように読めるのが気になるところ。『魔法のコンパス』とちょっと被るところもあるが、より実績と経験を積み重ねて実例とともに自分の哲学を語ってくれるので実感としてわかりやすい。どちらかというとクリエイターやマーケター、個人事業主向けかもしれないが、そういうジャンルがもう意味を持たないのだろう。
2018/02/09
Emperor
明確なビジョンを持っている人の思考力、判断力、行動力はどの角度から見てもスキがない。アンチの利用法をオセロに例えた話は興味深かった。本書こそお金を払って読む価値があると思う。素晴らしかった。カバーの写真もすげえ男前。
2017/12/04
小木ハム
これからの広告宣伝とクラウドファンディング、貯信とお金について。軽妙な語り口で面白く一息に読んだ。窓口を絞ってしまう″なんでも有料化″は良しと思わないし、KYとかゴマスリといった類の言葉が嫌いな自分には共感できる部分が多々。しるし書店なんてまさしく、そんなニッチサービスがあってもいいと思っていた。テレビをあまり見ないので著者の事はそこまで知らず、芸人で絵本の人という印象だったけどそれも情報操作が成功してる証なのかな。
2017/11/19
新地学@児童書病発動中
作者がクラウドファンディングを使って、絵本を製作した体験記。現代の表現者の新しい方法論について惜しげもなく教えてくれる。熱っぽい口調で書かれ、内容も面白くて一気に読んだ。「作品の販売を他人に委ねるな」「無料公開を批判する人間に未来はない」など現代の常識に挑戦する姿勢が痛快。インターネットにはいろいろな問題点もあるが、ここに書いてあるように、表現者とそれを受け取る人を直接結びつけたのは、やはり素晴らしい。ネットの特性を生かして、自分の作品を一人でも多くの人に届けようとする作者の姿勢に共感した。
2018/09/10
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