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遅いインターネット(NewsPicks Book)

遅いインターネット(NewsPicks Book)

遅いインターネット(NewsPicks Book)

作家
宇野常寛
出版社
幻冬舎
発売日
2020-02-20
ISBN
9784344035768
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遅いインターネット(NewsPicks Book) / 感想・レビュー

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本棚

評論家の宇野常寛さんの新刊。平成の30年は「失敗したプロジェクト」、令和の時代になり日本の未来を取り戻すには「遅いインターネット(スロージャーナリズム的なネットでの質の高い情報発信)」が必要だと著者は語る、特に「書く」という行為についてじっくり考えさせられた。ディズニーのマーベル、NianticのポケモンGOを例に、「モノからコトへの時代の移行」を語っていたり、目の付け所が違うというか独特の視点で語られていて非常に面白い。人によってとらえ方がいろいろありそうな作品なので、読後感が分かれる一冊かなと思う。

2020/03/07

ころこ

走るというのは主体的だと書かれていますが、習慣化された「走り」に一旦乗ると、それはひたすら受動的な行為となります。この間違った比喩で、またもや環境管理型権力の設計をしていて、著者がどういった当否の審級でこういうことを語ろうと思うのか、いつも不思議に読んでいます。1章では無媒介に民主主義とかインターネットとか滔々と語っており、ある種の読者には心地よく、本を読み慣れていない読者には見取り図を示して読み易くなることは間違いありませんが、この気持ち悪さに反発する読者こそ社会を変えると、恐らく著者も分かっています。

2020/02/27

冬佳彰

面白かった。俺に響いたのは前半か。「民主主義を半分諦めることで、守る」の章は、かなり頷けた。途中で、強引なロジックや、ん?的な前提の設置とかあったが。これは社会学と言うよりも、意図的にフライングした論説として読むべきなんだろうなあ。で、後半。どっちにも倒れないポジションを維持しつつ、どうやったら「私」と「公」を結ぶ情報環境を構築できるかっていう課題に対する解(というよりも試みの端緒なんだろうが)が提示されるが、「うーん、そうなのか?」という感触は拭えない。宇宙戦争の話が隣村との水争いに着地したような。

2020/03/21

さっちん@顔面書評

インターネットというツールの可能性を 信じ、模索する著者の想いが詰まった本書。 読み応え十分でした。 インターネットに振り回されず 適切な距離感と侵入角度を見極めて ツールとして利用することの必要性を説きます。 "走りながら考える" コロナウイルスが世界中に蔓延する こんな時代だからこそ 思考停止せず 自分に出来ることが何か 考え続けたいと思います。

2020/03/30

らる

『価値のある情報発信とは、YESかNOかを述べるのではなく、こうしてその対象を「読む」ことで得られたものから、自分で問題を設定することだ。』『その記事から着想して自分の手で新しく問いを設定し、世界に存在する視点を増やすことだ。』/「誰もが発信者」となる時代になった。ただ、その「発信されるもの」は結局『空気』を読んだ画一的なものになっている。/日々、速い速度で流れてくる情報に対し、単に良い悪いだけを考えて終わるのでなく、じっくりと考え、新たな視点を作る。「考えることそのものを楽しむ」ことを実践していきたい。

2020/03/15

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