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いのちの停車場

いのちの停車場

いのちの停車場

作家
南杏子
出版社
幻冬舎
発売日
2020-05-27
ISBN
9784344036048
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いのちの停車場 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

62歳の医師・咲和子は救命救急センターを辞め老いた父が暮らす故郷金沢に戻り『まほろば診療所』で訪問診療医となるのだがー訪問診療医が向き合うのは病だけではない現実があった。患者さんとその背景に切なくなる。咲和子の父が大腿骨骨折で入院、脳梗塞も発症する事態に。神経内科医だった父には辛い神経因性疼痛に自身の最期を娘に託す父の心境が他人事では無い気持ちにさせられる。そして、それは今のこの国の、答えを先送りしているこの国の問題でもあるのだなぁ。人生の最期・・自分の意識があるうちに自分で決めたいものだ。

2020/06/26

ウッディ

東京の救命医の職を辞し、故郷の金沢に戻った咲和子は訪問医療を行う診療所の医師として再出発する。最新の設備で命をつなぐこれまでと異なる仕事に戸惑う咲和子だが、患者や家族の望みを叶える医療があることを知る。どの話も医師としての知識に裏付けされ、温かく心に染みるものばかりだったが、「フォワードの挑戦」に勇気をもらい、「人魚の願い」は号泣だった。終末医療の医療費問題や耐えられない苦痛を終らせる積極的安楽死等、考えさせられる一冊でもあり、今医療小説を書かせたら、南さんの右にでる人はいないのでは・・。面白かったです。

2020/11/29

machi☺︎︎゛

東京での救命士の仕事を辞め故郷の金沢に戻ってきた咲和子。昔からの知り合いの医院で訪問診療の仕事を始める。東京との仕事の違いに面食らいながらも人との気持ちの通った診療に馴染んでいく。そんな中同居している父親が骨折してしまう。そこから坂道を転がるように悪化する体調。仕事をしながら高齢の父親の介護。その時父親からとんでもないリクエストが。親子として医師として、そして1番大切な人として。咲和子と父親が出した答えに涙が止まらなかった。

2020/12/05

(*'ω' *)@k_s

市立図書~在宅医療という視点から、患者と患者の家族と向き合う物語~在宅医療の側面を正の面も、負の面も描かれています。つくづく感じたのは医療の対象は、患者だけでなく家族も含まれるということ。また抱える問題は病気だけでなく、家庭環境など人それぞれで、様々な人の連携があって初めて成しえるということ…そして今後、最も問題になるであろう在宅医療と終末期医療。患者の意思の尊重と法律の壁、病院の建前と家族の本音。正解はないかもしれません。それでも本書を読んで考えることはできます。あ、ティッシュ必須です(つд⊂)

2021/01/31

ゆみねこ

大学病院の救命救急センターの副所長から、故郷金沢の「まほろばクリニック」の訪問診療医に転じた白石咲和子。命の終わりを迎える患者とその家族、様々な現場。6歳の少女を看取る「人魚の願い」で落涙、咲和子の父の最期と積極的安楽死の問題はとても考えさせられた。お薦め本です。

2020/08/22

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