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パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)

パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)

パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)

作家
似鳥鶏
森川 聡子
出版社
幻冬舎
発売日
2013-09-04
ISBN
9784344420793
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パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

気軽に読めるミステリーかと思いきや最後にエッという思いをさせられる一冊でした。警察を休職中なのに何故かパティシェをしているという主人公が推理力を生かして次々と解決していく話でしたが、設定をパティシェとしているのだから、個人的にはスィーツをもう少し事件の本質に絡めて欲しかったなという思いを持ちましたね。でも、ラストの迷宮事件の推理過程の主人公には、私情よりも事件の解決を優先するプロ意識が現されていて面白かったです。そして、各章末のスィーツの解説を読む度に洋菓子店に駆け込みたくなる衝動を覚えました。

2015/03/11

ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。キャラはたっていてイイんですが設定にツッコミどころ満載って感じ(パティシエうんちくを披露するため?)。

2017/08/03

Yunemo

人物設定、状況設定に無理があるなあ、なんて思いながら、あっという間に読了。人間、心の奥襞まで理解できませんね。こうした趣旨が奥底にあり、思った以上に重いとの感じ。なかなかのもの、と一人納得。

2014/02/23

Yobata

喫茶店プリエールを営む惣司季の元に突然警察を辞めた弟の智がパティシエとして働き出す。警察時代天才的だった頭脳の智を頼りに県警本部は秘書室の直井を送り込み事件の相談事を持ちかける。人がいい惣司兄弟は断れず…。元恋人を転落させた謎の同行者,手嶋慎也の冤罪証明,町内で争う宿泊先での傷害致死事件,的場さんの20年前の呪いの4話。ミステリものは事件を解決したら終わり、無事解決しても悲劇だったという結末の話はあっても一つか二つだけど、連作短編の全てが悲しい顛末を迎える話とは…。冤罪証明については無罪になれたし→

2015/11/25

ちはや@灯れ松明の火

悩みを抱くあなたには、癒しの香りのカモミールティーとひとときの安らぎを。祈りの名を持つ三角屋根の喫茶店、兄はマスター、弟はパティシェ(註・元警察官)、裏メニューは難事件捜査と推理ショー。無料にて承ります(註・経費負担は県警)。葬れなかった想いは苺のプレザーブ、押し殺した叫びはしぼんでいくスフレ、上辺だけの甘さなど届かないけれど。すれ違いの果てに生まれた桃のタルトタタン、脆いメレンゲの心をクリームで包み隠したモンブラン、あなたのためだけに作ったケーキを。苦しみを背負ったその心へと伝わるように、祈りと共に。

2013/10/10

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