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御用船帰還せず (幻冬舎文庫)

御用船帰還せず (幻冬舎文庫)

御用船帰還せず (幻冬舎文庫)

作家
相場英雄
出版社
幻冬舎
発売日
2017-06-09
ISBN
9784344426146
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御用船帰還せず (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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kei@名古屋

こういうことなのか!!確かにスパイものですな。存分に楽しんだ一冊ですね。歴史もの×スパイもの。果たして金塊の行方は何処に?ハラハラドキドキの作品でしたね。あれ?相場さんらしくはないかな?いやいや経済小説でも確かにあるな。これは

2017/07/20

タルシル📖ヨムノスキー

徳川五代将軍綱吉の時代。主人公は二十五歳という若さで勘定奉行組頭に抜擢された荻原重秀。荻原が異例の速さで出世した影には彼の手足となって働く四人の男女から成る隠密集団「微行組」の存在があった。物語の前半は荻原が、微行組を使って役人の不正を暴いていくいわゆる仕事人的な展開ですが、後半は幕府の財政を立て直すために貨幣改鋳を進めさらにハイパーインフレを起こすべく、佐渡から出港する金銀を積んだ御用船を奪取しようとするスケールの大きな話へと広がっていく。適役も含め各キャラの個性が際立ったハラハラドキドキの物語でした。

2023/12/16

reo

天和二年5代将軍徳川綱吉の知遇を得、萩原彦次郎重秀は25歳の若さで勘定(現在の課長級)に取り立てられる。近いうちに勘定組頭(局長級)に引き上げられる旨のお達しを将軍より受ける。重秀の配下に柔術の達人勝部真次郎、絵と剣術の名人稲葉平十郎、手妻とスリでは引けを取らない源兵衛、双鉤填墨(複写術)を得意とするお多恵の四人の男女が隠密集団〔徴候組〕裏の実働部隊として活躍する。敵方は北町奉行所与力・柳田佑磨と同心・高木五郎左衛門配下の隠密廻。真次郎らは幕府の十万両を積んだ御用船を奪取する計画をち密に練る。面白かった!

2020/02/03

鍵ちゃん

江戸中期、勘定奉行の萩原重秀の財政立て直しに腕を振った陰に4人の猛者がいた。金の減少を受け、重秀が金の含有率を下げる御法度の貨幣にしようとする。4人は10万両ぶんの金を積む御用船を強奪。それは金の枯渇感を煽るための重秀公認の裏工作だったが…。 時代劇だけど最後の展開が早く、刺客から狙われる恐怖や迫力がすごかった。

2020/06/15

hiyu

新井白石のここまでの置かれよう。幕末の経済混乱をみれば萩原重秀とはもしかしたら、本書のような人物であったかもと納得させられるものでもあった。だからこそその後はどう生きたのかまで見たかった。

2019/05/08

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