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30と40のあいだ (幻冬舎文庫)

30と40のあいだ (幻冬舎文庫)

30と40のあいだ (幻冬舎文庫)

作家
瀧波ユカリ
出版社
幻冬舎
発売日
2018-02-07
ISBN
9784344426993
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「30と40のあいだ (幻冬舎文庫)」のおすすめレビュー

35歳過ぎたら、目標は「現状維持」!? 30と40のあいだで、揺れる女ごころ

『30と40のあいだ(幻冬舎文庫)』 (瀧波ユカリ/幻冬舎)

 30歳になった時、大人になったんだなあ、と感じたことを今でも覚えている。世間的に大人として扱われる20歳になる時には何とも思わなかったのに、なぜか30歳になったら突然、もう甘えてはいけないような気がしたのだ。親とか恋人とか頑張れない自分とか、色んなものに。

 残念ながら、現在32歳の私に大人としての落ち着きが身についているかというと、そんなことはない。ただ、内面が劇的に変わらなくても、人は多かれ少なかれ年齢という「節目」で自らを振り返る機会を設け、物事の考え方を少しずつ修正している気がする。

『30と40のあいだ(幻冬舎文庫)』 (瀧波ユカリ/幻冬舎) は、著者の瀧波氏がアラサー時代に書いたエッセイにアラフォー時代の今の心の変化を書き足し、1冊にまとめたものだ。多くの女性にとって、もっとも生活の変化が大きいのがこの“30と40のあいだ”ではないだろうか。夜な夜な友人たちと遊びまわっていた奔放な女性が、結婚・出産を経て家庭的なお母さんに変わったりする。

 本書はひとつのテーマが「サー篇」…

2018/3/1

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30と40のあいだ (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アラサー時代に書かれたエッセイを、アラフォーになった筆者がもう一度再考するエッセイ。サーとフォーで考え方ってだいぶ変わっていくことがわかります。30代の前半ってあっという間なんだということもわかり、日々を大事にしないとなと思いました。出産エピソードは面白く書かれていましたが大変そう。結構安産だったように思われますがそれでも大変そうな中、半ば冷静に出産した筆者が凄い人だと思いました。

2018/04/16

アコ

エッセイ集。アラサー時代に書いたエッセイにアラフォーになった今の心境変化を書き足したものが半分、残りは連載と書き下ろし。軽妙な筆致が心地よく、同世代ゆえの共感もしばしば。出産レポ?がおもしろかった。いきむときの「キルケゴーール!」って笑 上京を綴るものも響くひとが多そう。あ内容自体は残らないけど、それはそれでいいかなーと思える不思議な感覚。前作レビューでも書いたけど、著者のtwitterはあまり好きじゃないのにエッセイは割と好き。これも不思議。

2020/05/13

まめ@暫くイン率落ちます

30と40のあいだ というタイトルに惹かれて購入。痛快エッセイで分かる分かる!と1人突っ込みいれたり楽しく読ませてもらいました。そして1つのテーマにつき、30歳前半だった頃の考え方と40歳になってからの考え方と交互に載っていて40歳になるとこうなるのね、今から未来が見えました笑 「食後の300円のドリンクをケチるけど、300円のガチャガチャはやる!」分かるなー笑 ただ恋愛観に関してはついていけなかったです…

2018/09/24

manamuse

いや、も〜40と50の間なんだけどさ…笑。ここまでくると大して変わんないよね。面白いな〜と思って読んでたら、江古田ちゃんの人だった!ど〜りで、やらかしてたり、ズバズバと斬り捨てたり、破天荒な訳だ。解説が穂村さんなのも◎

2022/10/25

なるときんとき

同じテーマでアラサー(34歳)とアラフォー(37歳)でエッセイを書いていて、数年で考え方の違いがあるものなんだなあと。自分の感じたことを歪みなく文章にしようとする探求力がすごい。「東京の女」の高校生の頃の考え方はわたしもしていて、そのまま何者にもなれなかったなあと思う。解説は穂村弘さん。

2019/10/29

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