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淳子のてっぺん (幻冬舎文庫)

淳子のてっぺん (幻冬舎文庫)

淳子のてっぺん (幻冬舎文庫)

作家
唯川恵
出版社
幻冬舎
発売日
2019-08-06
ISBN
9784344428935
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淳子のてっぺん (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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サンダーバード(読メ野鳥の会怪鳥)

登山家田部井淳子さんをモデルにした小説。男中心の山の世界で女性ばかりの登山隊を結成し、アンナプルナのバリエーションルートや女性として初めて登頂したエベレスト。成功の影には彼女を支えたパートナーの存在も大きい。それにしても当時二か月もかけて極地法で登ったエベレストも今ではアルパインスタイルでBCからたった26時間で登頂という記録もある。時代も大きく変わっているのを感じた。★★★★

2019/12/10

あすなろ

世界のてっぺんとは何か?エベレストか?多少のネタバレを許して頂けるのであればそれは自らの家。それは物理的な高さを競う山々には決して追いつけぬ高み。そう唯川氏は描く。実話を元に描かれた小説であるが新春に力を貰った。彼女の姉は言う。女だって男に負けないことを証明しようとしている。これも確かに大きなこの小説のテーマ。また、本質は彼女の夫が言う、人が集まれば必ずトラブルは起きるものということもまた一つのテーマ。そしてそれでも山に登り続ける淳子の様に読み手は心奪われ、計625頁を一気読みするのである。

2020/01/06

goro@80.7

生前のインタビューで田部井さんは遠征隊について話せない、墓場まで持っていく事があると仰ってました。ここで描かれている以上の諍いがあったのでしょう。全員が山頂に立てるわけではない登山方法、極地の非情さなのかなと思います。それにしても女性だけで成し遂げたものです。旦那さんが偉いわ!淳子のてっぺんはここだったんだね。遠征隊が記した「アンナプルナー女たちの戦い7577m」を読みたいんだけど、どなたかお持ちじゃないでしょうか?ぜひ復刻して欲しい。

2019/11/12

hatayan

女性登山家・田部井淳子の半生をモデルにした小説。 田舎者の少女が東京で山を知り仲間から手ほどきを受けて生涯のパートナーを得る序盤、海外の山に女性だけで登るべく組織を立ち上げ、隊員の不満や嫉妬に副隊長として向き合い中間管理職顔負けの苦さを噛みしめる中盤、エベレストに登るべく再び起ち、子育てを家族に委ねて周りに支えられながらぶれずに目標に向けて進む終盤の3部構成。小説の強味を生かして、登山のパートナーとの間に芽生える信頼感、隊員どうしの自我のぶつかり合いといった微妙で泥臭い感情を表現することに成功しています。

2020/07/27

Nao Funasoko

バイプレイヤー2人が如何にも架空っぽいなと思って読み終えてみると案の定そうだった。 お約束のように女性同士だったり登山家ならではエゴによる確執とかもあるものの総体的には柔らかくあたたかい山岳小説だった。(記録忘れてた)

2019/10/17

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