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祝福の子供 (幻冬舎文庫)

祝福の子供 (幻冬舎文庫)

祝福の子供 (幻冬舎文庫)

作家
まさきとしか
出版社
幻冬舎
発売日
2021-06-10
ISBN
9784344430938
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祝福の子供 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

はぁ…またやってしまった。文庫化改題だったよ(泣)親になるというのはある意味、自分自身が試されているような気もする。今なら俯瞰してそんなことも思える。一人で親になる訳じゃない。自分の子宮で育み命かけて産むのは女。産んだからといって全員が母親になる訳じゃない。「捨てたんじゃなくて、あげたんだけど」これを突き付けられた子の心情や如何にだ。まさきとしかさんの世界には『流されて生きる』ような、掴みどころの無い女性が度々登場するが、共感出来ないのにクセになるのは何故だろう。まさきとしか恐るべし!(褒めてます)

2021/07/15

mariya926

子育て系の小説を読みたくて、題名に惹かれて読みましたが、最初から幻想が打ち砕かれました。母親が子どもにある言われている母性がなく苦しむ女性が、21年前に亡くなったと思っていた父親が亡くなったという知らせを受けて調べ始めます。ミステリーの内容的には面白かったのですが、心がズシンとなる内容でした。今まで読んだ2冊は面白かったけど、他の本は読むか悩みます。

2022/11/22

イアン

★★★★★★☆☆☆☆『ゆりかごに聞く』の文庫化改題作。21年前に死んだはずの父の遺体が発見された。記者の宝子は失踪後の父の足取りを追う中で、父がある猟奇殺人を追っていたことを知り…。なぜ優しかった父は突然家族の前から姿を消したのか。ミステリとしての意外性はあるものの、死者の指紋がデータベースに残っていたり、母性と父性が欠如した人物が多過ぎで感動するほど共感できず。文庫化改題なのにどこにもそれを書かない出版社もズルい。単行本を読了済なのに文庫本を買ってしまった人にとっては、まさかとしか言いようがないだろう。

2021/07/23

アッシュ姉

まさきさんの小説はホラーじゃないのに怖い。本作も怖かった。親になるとは、子供にとって親とは、血の繋がりとは。いろいろと考えさせられたが、ある人物のことが理解できないせいか、物語としてはもやもやが残った。

2022/04/26

のり

我が子を愛せない人は少なからずいる。何とも痛ましい事実だ。血の繋がり云々ではない。愛されて育ったはずなのに、娘に対する接し方に悩みながら、自分の生い立ちを巡る事件を取材する事になった記者の「宝子」。手探りから始まったが、驚愕の背景があった。庇護されるべきの幼い子供達が、この先不憫な事件に巻き込まれない様に祈る。

2023/09/06

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