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怖い短歌 (幻冬舎新書)

怖い短歌 (幻冬舎新書)

怖い短歌 (幻冬舎新書)

作家
倉阪鬼一郎
出版社
幻冬舎
発売日
2018-11-30
ISBN
9784344985278
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あらすじ

かつて『怖い俳句』で「俳句が世界最恐の文芸形式だ」と書いた。なのに俳句より怖さで劣る『怖い短歌』を編むのかという声が聞こえる。たしかに瞬間、思わずぞくっとする感じでは俳句にかなわないかもしれないが、言葉数が多くより構築的な短歌ならではの怖さが如実にある。総収録短歌593首(見出しの短歌136首)を、「怖ろしい風景」「向こうから来るもの」「死の影」「変容する世界」「日常に潜むもの」など9つの章で構成し、「怖さ」という見えない塔をぐるぐると逍遥【ルビ:しようよう】(そぞろ歩き)するかのような奇想の著。

怖い短歌 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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HANA

『怖い俳句』に続いて今度は短歌。俳句はその短さからか語られない背後の闇を想像させるものが多かったのに比して、短歌はそれなりに具体的な状況説明が出来ているのが特徴。言わば俳句が怪談なのに対して、短歌はホラーと言ったところか。また妙に抽象的なものがあったりして、こちらはよくわからない物も多し。様々な恐怖が多数収録されているが、個人的に気に入ったのは夢野久作。猟奇歌何度読んだかわからないけど、こう抜粋されていると全て読み返したくなるなあ。ただやはり紹介はいいのだが、コメントが取ってつけたようになってる気も…。

2018/12/30

ニコ子

図書館 俳人とか歌人は短命な方が多いのだなあという印象。

2019/02/28

たな

俳句のアンソロジーで楽しかったのでこちらも購読。もともと知っている短歌から今回初めて知った短歌もあった。日常生活に潜むちょっとした違和感を掬い取った歌が怖い歌なのかなと思った。

2019/02/09

ぷほは

「怖い俳句」よりもパンチが効いてないのが残念。私は夢野久作の猟奇歌もあんまりピンと来なかった。しかし後半につれ、情念(6章)や世界変容(7章)のあたりはチョイスも納得、おおこれは知らなかったよ、といった作品も多くてだいぶ満足した。ただ、やはりコメントがどうも金太郎飴になっていくので、1首ずつ無理に解説する必要性はなかったと思う。例えば「やさしくて怖い人ってあるでしょうたとえば無人改札機みたいな」(杉崎恒夫)の解釈がだいぶ著者と私では違う。このやさしさと怖さは、中澤系の「システム」観と近いはずなのだが。。。

2018/12/13

kuukazoo

過去に「怖い俳句」を読んだ時はわりと素直に楽しんだが、短歌は半端にやっていたことがあったので、歌の読みや解釈が明らかに違うだろという部分にはどうしてもモヤっとなってしまう。歌意をちゃんと押さえてから怖いとか言ってほしい。一人で怖い怖いと騒いでいる感じが否めず、内心でいろいろ突っ込みながら読み終えた。しかし挙げられている歌は良い歌が多く、久々に短歌を読む楽しさや、好きだった歌人を思い出し、知らなかった最近の詠み手にも発見があった。

2019/03/11

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