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不安の哲学 (祥伝社新書)

不安の哲学 (祥伝社新書)

不安の哲学 (祥伝社新書)

作家
岸見一郎
出版社
祥伝社
発売日
2021-06-01
ISBN
9784396116293
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不安の哲学 (祥伝社新書) / 感想・レビュー

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すうさん

この本もアドラー心理学だけでなく三木清の哲学も加味されて西洋的な感覚だけでなく東洋的日本的な哲学も加味されている所が良い。不安とは不測で不確実であるから感じる。過去は確定しているから未来のことばかり。他人や自分では変えられないものに執着しても不安が増すだけ。結局現在を生きることに夢中になれば多分不安は生じない。私も残り時間を意識すると焦りだす。逆に時間があれば余計なことばかりを考える。人生を旅だとしても終着駅に着くことが目的でない。終着駅は死だから。時にも回り道しても旅の途中の現在を楽しまないといけない。

2021/06/10

Xianhua

アドラー心理学の研究や著者でご著名な岸見先生による、仕事、病気、死、老いなどの観点から、不安に対する向き合い方を哲学する本。アリストテレスのエネルゲイアとキーネーシスの概念が興味深く、おそらく言語学で動詞のアスペクトを散々やってきたからだと思う。「〜している」状態を目的とし、そのに辿り着くためにはどんな手段であろうが構わないといつキーネーシスに対し、その過程自体を楽しむエネルゲイア。いまの自分の仕事観も、ひいては人生観も、前者に寄ってしまっているんだろうなと反省。「今を生きる」ことを忘れないようにしたい。

2021/11/10

suu

不安は「無」から生じるとのこと。ようはヒマで何も考えることがないから、不安をわざわざ考えるということ。たしかに忙しければ考えないようなことを、わざわざ考えてしまっていることはあると思う。もちろん、根拠のない楽観はよくないけれど、根拠のない悲観もそれと同等かそれ以上によろしくないというところかなと。人生を直線でみるよりも、いま現在がすべてとして生きるのはその通りだと思う。大体、何歳だから折り返し地点とか考えるのは自分がいつまで生きるかなんてわからないのだからナンセンス。つまりは今日を精一杯生きればよいのだ。

2021/07/25

Go Extreme

先が見えないこと 変化しなければ先が見える 先が見えなくても 不安の正体:不安の対象は無 不安には目的 人生の課題から逃げるためのトラウマ 決断しない 課題を避ける 人を支配 形而上的不安 パンデミックと不安:コロナ後 対人関係の不安:嫉妬する人はいつも不安 嫉妬は平均化を求める 仕事の不安:心情倫理と責任倫理 競争から降りる 病気の不安:病気の需要 無時間の岸辺 満ち足りた日 価値は生きていること 老いの不安:人間の価値 知と敬虔の蓄積 死の不安 どうすれば不安から脱却できるか:エクセントリックな人生

2021/07/22

タペンス

 「人生は決められたレールの上を動くようなものではなく、自分で形成しなければならない。常識的な生き方をする必要はなく、誰かに人生を決められることも必要ではない。人生はエキセントリックなものにならないわけにはいかない。何度も人生の進路を変えていけないわけではない。自分の好きに生きていいのであり、人の期待を満たすために生きているのではない。」他人が自分の思うように動いてくれない訳だから、自分だって他人の思うように動いてあげる必要は全くないと思うようになった。難しい内容が多い本だった。

2022/05/28

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